50代男性 両膝の痛みで階段がのぼれない・・・
カテゴリ:膝の痛み
2ヶ月前、長時間正座をした後から両膝が痛むようになり、階段の上り下りや歩行時に両膝に激痛が走る。 整形外科で変形性膝関節症と診断され、超音波治療を受け湿布や痛み止めを処方されているがあまり変化がない。膝が痛むので趣味のゴルフも控えている。同僚に紹介され、日吉から新横浜のトリニティカイロプラクティックに来院した。
来院時の症状
・イスから立ち上がるときや歩行時、特に階段の上り下りで両膝に痛みが出る。
・階段では膝の痛みが怖いので手すりにつかまって上り下りしている。
・膝の屈伸運動では150度くらいまでは膝を曲げることは可能だがそれ以上になると痛みが出そうで怖い。
・痛みのため正座が出来ない。
・大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)が過剰に緊張し、膝蓋骨(膝のお皿)の動きが低下している。
・膝関節の可動性が著しく低下
施術後の経過
初回の施術では大腰筋・大腿四頭筋の筋緊張を緩和させる施術を行ない、膝関節と膝蓋骨の可動性をつける施術を行った。また大腿四頭筋のストレッチを指導した。初回の施術後、膝の屈伸運動でかかとがお尻につくまで曲がるようになった。
2回目来院時には階段の上りと歩行時の痛みは軽減した。ゴルフもやったが膝に痛みは出なかった。
3回目来院時では階段下りのみ痛みが出るが、以前より痛みの度合いは低下している。
4回目来院時では階段下りもだいぶ楽になり、小走りになると少し痛みが出る程度。
5回目来院時では走っても痛みは出なくなった。
担当 コメント
膝の動きには膝蓋骨という骨の動きが大きくかかわります。「膝のお皿」と呼ばれることが多いこの骨は太ももの前側にある大腿四頭筋という筋肉の中に埋まっていて、膝の曲げ伸ばしの動きをするときにテコの支点の役割をします。太ももの前後やふくらはぎの筋肉が過度に緊張状態(堅くなってしまっている状態)になるとこの膝蓋骨の動きが制限され、膝の動きが正常に行えなくなります。その結果、階段や歩行時など膝に負荷のかかる動作で膝に痛みが生じることが多くあります。
この患者さんの場合は整形外科で変形性膝関節症と診断されていましたが、膝の機能的なバランスを取り戻すことで、症状を改善させることが出来ました。
変形が見られる場合でも筋肉や関節、神経のバランスを改善させることで症状に改善が見られることも多くありますので同様な症状でお悩みの方はご相談ください。
2018年11月04日 14:41更新
膝の痛みに関連する症状
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