半年前から出始めた右膝の痛み　50代男性

半年ほど前から右膝内側の筋肉が張るような痛みが出た。膝を捻ったなどの原因に心当たりはない。コンテナ船で働いており、現場で重たいものを運ぶ際に傷めたのかもしれない。

慢性的な腰痛持ち。以前に腰椎椎間板ヘルニアを発症。左足に力が入れづらくなっていた。手術して左足の力は入るようになったが、今にして思えばその後ぐらいから右膝に痛みが出始めた。

来院時の症状

・歩行で常に痛みが出る
・内転筋の張りが強い
・膝の検査（靭帯、半月板）で異常は診られない
・仕事終わりに症状が出やすい

施術後の経過

初回の施術は股関節をまたぐ筋肉をしっかりと緩め、股関節に動きを出させるアプローチをした。施術後、脚が軽くなり、痛みも出ていない。
二回目は四日後、一晩寝ると再び痛みが出た。けれど、以前よりは痛みは弱い。動かしづらさはない。
三回目は一週間後、前回の施術後、痛みは出ていない。仕事後はどうしても張りが出る。
五回目は二週間後、ほとんど違和感なし。かなり忙しかった時は仕事終わりに張りが出た。

担当　コメント

今回のケースは脚にかかる負荷が許容量を終えたために起こったものと考えられます。痛みを感じ始めた時期に捻ったなどの傷めた記憶もなく、仕事終わりに症状が出ていたので靭帯などではなく、筋肉が疲労して症状が出ているものだと思われました。
痛みは膝に出ていましたが、主だった原因は股関節の硬さでした。本来、股関節が動いてカバーしないといけない部分を、膝に負担をかけて補っていたのでしょう。そのため、右側の膝周りの筋肉が異常に硬くなってしまったんだと思われます。

2016年04月19日 18:43更新