40代男性　仕事にならないほどの頭痛

来院の1年前から頭の付け根あたりに強い痛みを感じるようになった。仕事ではモニターを見ながらの作業が多く、長時間モニターを見ているととても強い頭痛になる。頭痛の頻度も増し、薬を服用して仕事を中断しなければならなくなっていた。これでは仕事にならないということで家族の紹介で新横浜TRINITYカイロプラクティックに来院。

来院時の症状

・ モニターの前に４～５時間いると強い頭痛が起こる。
・ 慢性的に肩こりを感じており頭痛が強くなると肩の張りも増す。
・ 頭痛の場所は後頭部と目の奥の方。
・ 仕事をすると必ず出てくる。

施術後の経過

初回の施術後は、それから5日間ほとんど頭痛を感じることはなかったが、2回目の来院前日に酷い頭痛が起こり薬を服用。
2回目の施術後は、これまでの頭痛の強さを10とすると２くらいの痛みになり、肩こりもあまり感じていない状態。
3回目の施術後は、一度強い頭痛が起こったがそれ以外は起こらなかった。
それ以降、2週間に1度のメンテナンスを行っており、肩の張りは少し出てくるが、これまでのような頭痛は起こっていない。

担当　コメント

初診時、痛みを訴えている後頭部だけではなく、首の前後の筋肉、肩甲骨周りの筋肉は過剰な緊張状態で、力を抜こうとしても抜けない状態にありました。この方の頭痛は、筋肉の過剰な緊張によって起こっていると考え、まずは症状を起こしている筋肉の緩和操作を行いました。ただ、これだけでは、なぜ筋肉が過剰に緊張してしまったのかという根本的な部分は取り除けていません。姿勢を見たときに、正常であれば肩の真上に頭が乗ってなければならないところが、頭の位置が7.5cmも前方にありました。さらに、首には前弯といって頭の重さを上手く支える為の構造があります。しかしその前弯も消失しており、この状態では頭の重さを筋肉の働きのみによって支えなければならないので、筋肉への負担は増します。これらを正しい方向にもっていくことによって、症状は改善されたと考えられます。

2018年11月04日 14:42更新