首が痛くて動かせない（寝違え） 30代男性　

 以前から慢性的に肩こりがあった。辛い時にはマッサージに行って少し楽になるが翌日には元通りになってしまっていた。2日前の朝、寝違えになったが痛みに耐えながらなんとか仕事をこなした。翌日朝から激しい痛みになり、起き上がれないほど。現在はゆっくりなら身体を動かすことが出来るが、首を回したり反らしたりすることが出来ない。

来院時の症状

右頚から肩にかけての痛みと痺れ（感覚の鈍麻）
じっとしていても痛い。
どの方向に動かしても痛いが、とくに頭を左に倒す動きが最も痛みが強い。
右僧帽筋、肩甲挙筋を動かす動作で最も強い痛みが誘発される
痛みのために横になることが出来ない。

施術後の経過

初回は痛みが激しく、着替えることも施術台に横になることも不可能。座位で頚部以外の施術を進めて患部の負担を減らし、患部周囲にたいしては超音波治療器とアイシングで炎症を抑えた。翌日、2回目来院された時点で首を前に曲げる動作以外は可動域が上がり、痛みも落ち着き始めてる。脊柱全体の調整と首に対しては炎症が見られた筋を抑制させる施術を行う。1週間後、3回目来院。首は日常生活に支障がない状態まで改善。慢性の肩こりケアに移行。以降、月1回程度のペースでメンテナンスのため来院中。

担当　コメント

寝違えは何かのきっかけで首周囲の筋、筋膜、関節、靭帯などの組織をいためたときに発症します。組織を損傷して炎症が起きると48時間～72時間程度は炎症が続きますので、この時間内であれば痛みが引いたり、ぶり返したりという波があります。
この患者さんは炎症が進行している急性期に来院されたので、初回は炎症をこれ以上広げないためのアプローチを優先し、2回目以降炎症が治まってから全体的な施術を行いました。
症状の発症原因や経過によって必要な施術も変わります。トリニティカイロプラクティックでは患者さんの状態に合わせた施術を選択してなるべく早く辛さを取り除いていきます。

2014年02月02日 20:01更新