60代男性　腰痛と姿勢

大田区在住の男性が来院。30代の頃にぎっくり腰を経験してから腰痛がなくならない。常に腰痛を感じていて、年々痛みが強くなってきている。
毎年冬から春にかけてひどくなり、2～3年の間隔でぎっくり腰が起こる。10年ほど前から姿勢が歪んできて、鏡で見ても姿勢が歪んでいるのが分かる。

来院時の症状

・常に重たい腰痛がある
・椅子から立ち上がるとき、寝起き、中腰で痛みが強くなる
・立位時、腰が右にスライドした状態
・うつ伏せ、仰向けで左右の足の長さ、高さが違う
・腰にベルトを巻いていないと歩けない(怖くて)

施術後の経過

初回：骨盤周りの筋肉･関節、股関節にアプローチし、腰椎と骨盤を左側へ動くように動きをつけた。
2回目：動作での痛みはまだあるが、以前の痛みより半減している。
3回～6回目：動作での痛みはほとんどないが、中腰はまだ怖い。鏡を見たときに姿勢がまっすぐになってきたのが分かる。足の長さ、高さが揃いはじめた。
7回～10回：たまに腰に違和感を感じるが、痛みはない。腰にベルトをしなくても歩けるようになった。
現在、2～3週に一度のペースで来院している。

担当　森コメント

この方は以前のぎっくり腰の時にとっていた逃避姿勢が戻らず、通常とは違う場所に負荷がかかり続けたことが原因で慢性的な腰痛が起こったと考えらてられます。
姿勢のクセは自分ひとりで正すことは難しいです。
【不良姿勢が腰痛を生み、その腰痛がさらに悪い姿勢へ進めていき、さらに腰痛がひどくなる】という連鎖から抜け出すことが出来ません。
不良姿勢は慢性的な腰痛･肩こりを引き起こしますので、今は症状が出ていない方でも姿勢が気になる方は相談してください。

2012年06月06日 11:06更新