40代男性 分離症を伴った腰痛
カテゴリ:腰痛
元々腰椎分離症をもっているが、2ヶ月前くらいから腰痛が再発し来院。電車通勤で1時間立ちっぱなしになっていると痛みが出てくる。痛む場所は腰の真ん中(背骨の中心部分)に限局した狭い範囲で、症状は毎日感じられる。動いているときは楽だが、長時間座りっぱなしや立ちっぱなしになっていると痛みが強くなってくる。
来院時の症状
検査段階では伸展や屈曲といった腰の動作で痛みの誘発がみられ、触診上腰の筋肉の緊張も強くみられた。
脊椎分離症といわれる腰椎関節が正常にくっついておらず、離れてしまっている構造上の問題があるため、根本的にはこのような状態に起因した腰痛である可能性が高かった。
施術後の経過
初回の施術では周囲の筋肉の緊張状態を改善させる事に努め、分離を起こしている関節の負担を減らすように施術を行った。
2回目来院時に少し楽になったと言っていたがまだその程度で根本的な痛みの改善にはなっていなかった。
2~3回目の施術で初回よりも関節に対するアプローチを考え、分離している部分の上下の関節の可動性を回復させることによって分離部分への負荷を軽減させるように施術したところ痛みの軽減がかなりみられるようになった。
4回目来院時には1時間立っていても当初の痛みの2~3割程度で治まるようになっていたが、代わりに背中の真ん中部分のこり感が感じられるようになったため、施術範囲を広げ、少し上の筋肉も緩めるように施術した。
現在5回目が終了した時点だが状態はかなり良好で、当初の1~2割程度しか感じられなくなっている。
その代わりに背中のコリやハリが感じられるため現在は全体的な姿勢やバランスの改善を目的に施術を継続中である。
担当 八住コメント
元々もっているこの方の症状は腰椎分離症の部分に体重などの負担が偏る為に起こる腰痛でした。
分離症の部分を繋げることは手術などの大きな治療を受けなければ出来ない為、継続的にケアしていなければまた同じような症状になってしまいますが、それでも最終的には1月に1度程度のペースで行っていればかなりの部分での痛みは軽減した状態を維持できますし、今後悪化していく事も防げます。
この方も含め多くの分離症患者さんの場合、分離している部分に集中した体重などの負荷が偏る為に痛みが出るのですが、問題点は「背骨の関節の柔軟性が欠如する事によって分離部に負荷が集中する」というのが問題なのです。
他の関節が柔軟性をもって上手くショックを吸収してくれれば1点にかかる負担は少なくなります。
よって関節の可動性を回復させたら顕著に改善がみられたのです。
筋肉も同様に柔軟性があって初めて身体を支える役割を十分に発揮できます。残念ながら関節の柔軟性をつけることは自分では中々無理なのですが、筋肉の柔軟性を維持する事はストレッチで出来ます。皆さんも日頃からストレッチを日課にしましょう。
この方の場合腰のみではなく全体的な背骨の関節の可動性が悪く、姿勢もあまり良い状態ではないため今後は全体的に姿勢を改善させていき、分離症の症状を再発させないようにしていきます。
2018年11月04日 14:43更新
腰痛に関連する症状
- 3週間続いている腰痛
- 長時間座っていると出る腰痛 20代男性
- 20代男性 サッカーでフェイントをかけたら腰が・・・
- 30代男性 地べた座りでPC作業後から始まった腰痛
- 40代女性 会社員 今まで腰痛も肩こりもなかったのに突然ぎっくり腰に・・・
- 60代女性 腰椎すべり症による脊柱管狭窄症と言われた・・・
- 50代男性 ぎっくり腰で立ち上がれない・・・
- 20代男性 腰に突き刺すような痛みを訴えて来院
- 50代男性 歩行不能 両松葉杖で足を引きずりながらの来院
- テレワーク(在宅勤務)を始めてから悪化してきた慢性的な腰痛 30代男性
- 急に現れた腰の痛み 30代女性
- くりかえし起こるぎっくり腰 50代男性
- 2か月前から続く腰痛 30代男性
- 10年以上前からの慢性的な腰痛(脊椎すべり症・分離症)
- 3カ月以上続く腰痛と股関節の痛み
- 頭痛
- 偏頭痛(血管性頭痛)、緊張性頭痛、群発性頭痛、筋緊張型頭痛など
- 顎の痛み・顎関節症
- 口を開けたり閉めたりすると痛い、閉じ切らない、噛み合わせが悪いなど
- 肩こり・首の痛み
- 肩関節機能障害、変形性関節症、寝違え、むち打ち後遺症、姿勢不良など
- 肩の痛み
- 野球肩、肩関節の炎症、棘上筋腱、肩峰下滑液包炎、四十肩・五十肩など
- 腕の痛みや痺れ
- 円回内筋症候群、斜角筋症候群、頚椎ヘルニア、変形性関節症
- 肘の痛み
- 肘部管症候群、テニス肘・ゴルフ肘・野球肘、腱鞘炎など
- 手首の痛み
- 手の痛み、手首の痛み、手の筋肉のコリ、腱鞘炎など
- 背中の痛み
- 椎間関節症候群、ギックリ背中、慢性背部痛など
- 背骨の歪み・側彎症
- 関節機能障害・先天性・突発性側弯症、背骨の歪み 側彎症など
- 腰痛
- ぎっくり腰、慢性腰痛症、腰椎分離・すべり症、椎間板ヘルニアなど
- お尻・股関節の痛み
- 恥骨結合炎、股関節周囲炎、股関節機能障害、お尻の筋肉のこりなど
- 足の痛みや痺れ
- 捻挫やその後の後遺症、筋筋膜痛症候群、椎間板ヘルニアなど
- 膝の痛み
- 足や膝の筋肉のこり、半月盤・靭帯損傷、変形性膝関節症など
- 足首の痛み
- 踵の痛み、偏平足、足関節機能障害、外反母趾、かかとの痛みなど
- 産前産後の痛み
- 仙腸関節症候群、不良姿勢によるこりなど
〒144-0052
東京都大田区蒲田5-43-7
ロイヤルハイツ蒲田306
【営業時間】
月〜金:10:00〜21:30(最終受付20:45)
土日:9:15〜20:45(最終受付20:00)
年中無休(土日・祝日も営業)
【最寄り駅】
JR蒲田駅より徒歩3分
京浜急行「京急蒲田」駅より徒歩6分
カイロプラクティック療法は薬物や外科手術などで 症状を抑えるのではなく からだ本来の正常な骨格、神経の流れに戻し自然 治癒力を高め症状を改善する治療法です。
TRINITYカイロプラクティックの携帯サイトが出来ました。携帯からのアクセスもお待ちしております。下記のQRコードを携帯で読み取って頂くと携帯サイトへとつながります。