30代男性　地べた座りでＰＣ作業後から始まった腰痛

港北区在住の男性が腰痛を訴えて来院。来院の前日に、床に座った状態でＰＣ作業をしていた。その後立ち上がろうとしたときに腰痛発症。ズキズキした痛みがあり、特に体を前屈すると痛みが増す。ただ立っている状態であれば、痛みはそれほど強くないが、デスクワークをしているときや、その状態から立とうとすると痛みが増す。

来院時の症状

・体幹の可動域の検査では、屈曲方向に40度ほど曲げたところで痛みが増悪。側屈方向への動きは左右とも痛みなく行える。伸展方向は、10度ほどに制限されている。また、回旋方向は、右回旋で痛みが誘発された。
・姿勢は、腰椎の前彎が減少していた。

施術後の経過

初回の施術直後は、可動検査での痛みなど半減。家に帰ってから少し痛みが戻ったが、翌朝からは7割程度痛みが減少していた。
2回目の施術後は、1週間ほど様子を見てもらったが、日常生活での痛みはほとんど感じなかったが、起き上がるときに痛みを感じることがあった。
3回目の施術後は、腰痛を感じることもなく生活できた。また以前から感じていた首のこりも施術と指導したストレッチをもらい、和らいでいる。

担当　コメント

この方は、背が高いということもあり、背骨がＣの字に丸くなっている状態でした。背が高いと、日常生活でどうしても丸くなる姿勢が多くなります。その影響で、本来ある腰の前側凸のカーブが消失し、上半身の重さを支える機能が低下してきます。そういった状態がすでにあり、床でのＰＣ作業という姿勢が追い討ちをかけて、今回の腰痛が発症したのではないかと思います。
丸まった状態で固まった筋肉に柔軟性を付け、また関節の動き正常な方向にも動かせるように矯正など行っていきました。生活の中での注意事項や家庭でのストレッチなどをし、可能な範囲で続けていただきました。結果的に早期改善に繋がったと思います。

2018年11月04日 14:41更新