50代男性　ぎっくり腰で立ち上がれない・・・

来院前日にぎっくり腰になった。イスから立つ動作や、ベッドから起き上がる動作で腰に痛みが走る。また1年前に整形外科で腰椎椎間板ヘルニアと診断され、3ヶ月通院していた。その後通院はやめたが１ｋｍくらいあるくと腰から足にかけて痺れが出るという症状がある。10日後から出張の予定があり、それまでになんとかしたいと考え神奈川区から来院した。

来院時の症状

・ イスから立ちあがったり、ベッドから起き上がる動作で激痛。
・ 顔を洗うときや靴下を履くときに痛みが強くなる。
・ 伸展（腰を反らす動作）5度以内で腰に激痛。
・ 屈曲（腰を曲げる動作）でも30度で腰から臀部に痛みが出る。
・ 臀部からふくらはぎにかけて歩行時に痛みが出るが、感覚や反射の検査では異常みられなかった。

施術後の経過

・ 初回は腹部の筋の緊張を緩め、胸腰移行部の椎間関節の可動性を付ける施術を行なった。術後、腰を曲げる動作では床に指が付くぐらいまで曲がるようになった。腰を反らす動作でも術前より楽にそらせるようになった。
・ 2回目来院時には靴下を履く動作と顔を洗う動作で腰の中央に痛みが出る以外はかなり楽になってきているとの事。前回の施術にくわえ腰部の脊柱起立筋の筋膜リリースと腰椎と仙骨の可動性をつける施術をおこなった。術後は腰を反らす動作以外は全て痛み無く行なえるようになった。
・ 3回目の来院時には日常全く痛みが無い状態。歩行時の痺れも症状が出るまでの時間が長くなり、痛みの程度もやや楽になってきたとのこと。出張中に良い状態を維持するためのストレッチを指導した。

担当　小川コメント

この方は椎間板ヘルニアの既往があり、歩行時に臀部から足にかけて痺れが出る状態でした。この痛みをかばうような身体の癖がついてしまったことで、腰部により負担がかかる状態になり今回の症状が発症したと考えられます。
出張まであまり期間がなかったため、まずは現在のぎっくり腰の症状を取る事に集中し、出張中も良い状態を維持できるように初回からエクササイズやストレッチなどのアドバイスを積極的に行ないました。歩行時の下肢の症状に関しては今後継続して施術を行なっていく予定です。

2018年11月04日 14:45更新