40代男性　腰、膝の痛み

足を骨折して以来、動くことが少なくなり体重が10キロ増える。次第に腰痛や膝痛を伴うようになり、続いて歩いているとつまづくことが多くなった。

来院時の症状

・椅子から立ち上がるときに膝に痛みが出る。
・横向きで寝ると膝に痛みがでる。
・股関節、膝関節の動きがわるいためつまづく。
・体を前に倒すと腰に痛みがでる。

施術後の経過

初回：股関節、膝関節の動きが悪く、周囲の筋肉がアンバランスになっており、股関節を曲げる筋肉や膝関節を伸ばす筋肉の過緊張がみられるため、初回はこの筋肉を中心にアプローチをした。また、関節に対しては、動きを改善させる関節操作をおこなった。施術後、足が動かしやすくなる。
2回目（7日後）：前回の施術後、楽な日が3日続く。膝痛はまだ残っている。今回も前回と同じアプローチを行う。
3回目（7日後）：脚が上がりやすくなり、つまづくことがなくなった状態。痛みも減少している。
4回目（8日後）：腰痛が楽になり、夜眠れるようになる。
７回目：日常生活での膝痛をほとんど感じなくなる。
8回目：階段の上り下りが楽になる。

担当　コメント

この方は、足の骨折を期に運動不足になり、筋力が落ちたことに加えて、体重増加が重なり体への負荷が急激に増えました。このような急激な変化に体が適応できなくなると筋肉や関節の働きが悪くなります。そして、筋肉や関節の働きが悪くなると、体のさまざまな部位に更に負荷が増加するという悪循環に陥ってしまいます。今回の施術では、筋肉や関節の本来の働きを取りもどすことができたため、早期から痛みが減少したと考えられます。
悪循環の期間が長くなると症状の改善に時間がかかってしまいます。早めに対処することをおすすめします。
症状の慢性化が心配な方は是非ご相談ください。

2012年10月24日 16:16更新