40代女性　歩行中の腰痛と肩の痛み

今年に入ってすぐ腰痛･左肩に痛みを発症。
すぐに良くなると思っていたが、痛みも引かず、左肩に関しては動かしづらくなってきたため来院した。

来院時の症状

腰痛は突き刺すような痛み。
　痛みが出るのは歩行中、長時間中腰姿勢をとったとき。
　腰痛は夕方になるにつれて発症頻度が増す。
　立位で前屈したときに痛みが出て、戻すときにさらに痛みが出る。
肩の痛みは外転(体から腕を真横に開いていく動作)90°で痛みが出て、それ以上挙げることが出来ない。
ブラジャーの脱着も困難である。

施術後の経過

初回の施術では特に困っている腰痛に対して集中的にアプローチ。骨盤周りの筋肉を整え腰の関節に動きをつける施術を行なった。施術後は前屈しても腰痛は出なくなった。太もものストレッチを処方した。初回の施術後、何日か調子が良かったが徐々に痛みが戻ってきた。
2回目からは肩の方にもアプローチ。肩甲骨周りの筋肉を緩和操作し、肩関節に動きをつけた。施術後2日ほどは痛みもなく、可動域も外転120°までは動かせた。
4回目の施術時、腰痛･肩の痛みはともに消失し、可動域もほぼ左右差ない状態だった。
現在、3週の間隔を空けメンテナンスを行っている。

担当　森コメント

今回のケースの腰痛は骨盤周りについている腸腰筋と太ももの後ろについているハムストリングスという筋肉に問題がありました。どちらの筋肉も歩行には不可欠な筋肉ですから、歩行中に一番痛みを感じたんだと思います。
肩についてはあわや四十肩(フローズンショルダー)という状態でした。今回は症状がひどくなる前に来院されたので、比較的早く症状が改善されました。
四十肩・五十肩は自然に治っていく症状ですが、ひどいと１年以上も肩が痛い状態が続いてしまいます。なかなか肩の痛みが取れないという方は一度カイロプラクティック治療を試してみてはいかがでしょうか。

2011年08月05日 10:35更新