30代男性　野球肩の症状で来院

野球をするときに肩が痛くなり、投げられないほどの痛みになったため、何とか痛みを軽減できないかと思い、ネットで探しTRINITYカイロプラクティックに来院した。日常の動作や生活で痛みが出ることは無く、野球をする時の投球時のみ痛みが強く出て、１球目から痛みが強いのでしっかり投げることができず、満足に野球ができない。

来院時の症状

来院時に症状が強く出ているわけではなかったが、投球の真似をしてもらうときに違和感や、若干の痛みを訴えていた。
ボールに似た重さを持ってもらい投げる動作をすると、明確に痛みの誘発がみられた。
左で投球するのだが、左肩関節の中が腕を後ろに持ってくる動作時と、そこから前に振る動作時に痛みが誘発された。

施術後の経過

まだ２回の施術であるが、２回目来院時には痛みが１回の施術でかなり消失したと訴えていた。
施術前は投球１球目からすでに痛みが強く出てしまい、あまり投げられない状態であったが、施術後の野球の試合では痛みは出たものの、痛みの強さはかなり軽減し、今まで初球から痛かったのが４０球投げた後位から感じるようになるなど、痛みの軽減と発症までの時間が長くなった。
症状は日常的に感じるわけではないので、また試合があった後に施術を受けに来てくださいと伝え、終了した。

担当　コメント

この方の症状は典型的な野球肩といって良いでしょう。症状の発症理由としては様々ですが、痛みの原因は肩関節に付着する筋肉と腱に投球時の急速なストレスが伝わり、痛みが誘発されるといった状態です。原因として関連するのは肩甲骨から肩関節に付着する筋肉がほとんどなのですが、肩甲骨から付着する筋肉が日常的に固くなっていて、柔軟性を失い、その状態で投球することによってさらにストレスがかかり痛みの誘発に繋がることが多くあります。この方はまだ20代半ばなので年齢的にも筋肉や関節の柔軟性は付きやすく、年齢的にも早期に回復する可能性が見込める方でした。しかし、痛みの度合いは低くても高校生の頃から痛みを感じていたことや、今後も野球を続けるということなので、何もケアしないと痛みの再発が充分考えられることを伝え、また野球があった後の後日に来院するように言って施術を終了しました。

2018年11月04日 14:39更新