40代男性　腰痛から足の痺れ。痛みのためうまく歩けない。

40代男性　デスクワーク。もともと慢性的に腰痛があるが、1週間前から右足に激しい痛みが生じるようになった。立ち上がることや、歩こうとする痛みが強くなるので普通に歩けない。また腰をそらすような動作をすると激痛が走るため、常に中腰のような状態になってしまう。うつぶせで寝ることも仰向けで寝ることも不可能。横向きにねるのが一番マシ。咳やくしゃみなどをすると腰から足にかけて激痛が走る。
 

来院時の症状

腰を丸めた中腰の状態から　身体を動かすことが出来ない
痛みは腰部からでん部と大腿（太もも）前面から膝まで。
痛みのため足を上げることが出来ない。階段や段差を上れない。
膝から下には症状はない。
朝起きた後や仕事の後半になると痛みで悶えるほどつらい。
咳、くしゃみなど腹圧が上がるようなことをすると痛みが増す。
激痛のため、まっすぐ歩くことも、立つことも出来ない。
病院にいったが特に異常がないといわれた。

施術後の経過

初回：腹直筋を中心とした腹筋群と、股関節屈筋群に対して施術。術後なんとか普通に立てるようになった。腰痛は軽減し、大腿の痛みがやや残る。
2回目（初回から3日後）：痛みは減ってきたがまだまっすぐは立てない。朝の痛みは変わらず。イスから立つ動作で痛みが増す。施術後、普通に歩けるようになった。
3回目（初回から1週間後）：前回後3日間はかなり楽。現在は腰痛は消失し、大腿（太もも）の痛みのみ。
4回目（初回から約10日後）：日常生活はなんとかなるくらいまで改善。仕事の終わるころになるとやはり痛みが強くなる。
5回目：（初回から2週間後）：足が上がるようになり、階段を上れるようになった。腰は張りがある程度。
6回目：（初回から3週間後）：階段の上り下りは問題なし。でん部から太もも裏に張りを感じる程度。
7回目（初回から1ヶ月）：かなり良くなってきた。イスから立つときに足が張る程度。
8回目（初回から1ヶ月半）：日常生活では問題がない程度。
現在も施術を継続中。

担当　小川コメント

この方は、かなり症状の強い状態で来院されました。仕事柄、深夜までパソコン作業中心のデスクワークが続いているそうで、しかも休みがあまり取れないとのことでした。
デスクワークの姿勢をとることが、主訴の悪化に直結してしまうので、仕事を続けることで症状の回復が遅れてしまうという状態でした。仕事は休めないということでしたので、可能な限り集中的なケアを行い、出来るだけ早く日常生活に支障が出ない状態にしようと考え施術計画を立てました。

主訴の腰痛と下肢痛は腹筋群と股関節屈筋群の過緊張と関連痛が原因だと考えられました。
初回施術後から日を追うごとに改善が見られ、現在では日常生活にはあまり支障がない状態まで回復しました。
仕事の関係上、まだ患部に負担がかかりやすい状態なので、間隔をあけながら引き続き来院されています。

トリニティカイロプラクティックでは、患者さんの生活のスタイルに沿った施術プランを提案しています。来院頻度や、施術の期間などについても、ご相談ください。

2011年10月14日 13:13更新