30代女性　五十肩とテニス肘

1年前から右肘がテニスエルボーになった。仕事で印鑑を押すような動作をするときやボールを投げるような動作をすると痛みが出る。また2週間前から左の肩に痛みが出てきた。整形外科でレントゲンを撮ったところ、五十肩と言われた。また以前に左の腕の骨を骨折したことがあったため、その影響かもしれないといわれた。

来院時の症状

・左の肩は外転90度で肩関節後面に痛みを誘発。
・左の肩甲上腕関節、肩鎖関節に関与する筋のほとんどが過緊張状態
・左上腕骨の以前骨折した部位の周囲に付着する筋群が癒着したような状態
・右肘は伸展動作を行ったときに痛みを誘発する。
・どちらも安静時では痛みは出ない。
・以前から慢性的に肩こり。

施術後の経過

初回は右の上腕前後面の筋と左肩関節の深部の筋群の緩和操作と筋膜リリースを行い、肩のストレッチを指導。術後、右肘の痛みは消失、左肩は外転120度までOKに。
2回目も前回の施術を継続し、頚部のストレッチを指導した。
3回目来院時では右肘、左肩共に痛みがほとんどない状態でテニスをしても右肘は痛まないまで改善。
4回目以降、右肘、左肩の症状の再発防止と慢性の肩こりの改善を目的に来院中。

患者さんの声

こんなに早く良くなるなら、悩まずにすぐ通えばよかった・・・。

担当　小川コメント

この患者さんは、左肩、右肘ともに順調に症状が改善していきましたが、一般的にはテニス肘や五十肩といった症状は放置していると長期化する傾向があります。
早い段階で的確な施術を行うことが症状の長期化、慢性化を防ぐために重要です。似たような症状でお悩みでしたら是非ご相談ください。

2011年05月06日 16:36更新