突然の腰痛、足の痛み　20代男性

三週間前に何の前触れもなく、突然痛みが出た。放っておいても良くなると思っていたが、痛みがまったく引かないことから整形外科を受診。レントゲンを撮ったが「背骨のゆがみ」と言われて湿布だけ処方される。その後、仕事の関係で海外出張へ。出張先でさらに痛みが悪化。

寝る、座る、立つ、屈むの動作で腰痛と大腿後面に痛みが出る。

来院時の症状

・立位からの前屈は30度で腰痛、45度で大腿の痛みが誘発
・体位変換で腰痛
・大股で歩けない
・ＳＬＲ45度で腰痛、大腿の痛み誘発

施術後の経過

初回の施術は大腿後面のハムストリングスと言う筋肉を中心に緩めました。その状態で前屈すると腰痛は消えたが、大腿の痛みは残ったまま。膝の裏の筋肉を緩和して膝の可動性の亢進を図る。
二回目は一週間後、前回の施術後腰痛も大腿の痛みも二、三日出なかったが、徐々にぶり返してきた。以前よりも2～3割軽減。前回の施術に加え、背骨付近の筋緩和、おなかの奥の大腰筋、足関節のモビリゼーションを行った。
三回目も一週間後、今回はぶり返すことなく痛みが出ていない状態が続いている。
四回目は十日後、テニスをすると再度腰痛を発症。徐々に痛みは引いている。

現在、二週間に一度のペースで再発防止に努めている。

担当　コメント

今回のケースは大腿裏のハムストリングスと言う筋肉が硬くなりすぎたことによって、膝、股関節の動きが著しく低下、そのことにより腰にかかる負担が増えたことが今回の腰痛の一番の原因だと考える。
初めに大腿裏の筋肉の状態を整え、膝や骨盤と言った体を支える土台の部分の状態を良くすることを優先的に行っていきました。
今回のように、大腿裏が硬くなりすぎるのはデスクワークの人に多いので、もしかしたら自分もそうかも、と思った方は是非お越しになってください。

2014年12月15日 12:55更新