20代女性　真直ぐに寝ることも辛いほどの寝違え（筋違え）

港北区在住の20代女性（主婦）が、来院前日の夜、思い当たる原因も無く、首から背中にかけての痛みを発症。首や反対側の腕や肩を動かそうとしても痛みは誘発され、寝違えた時のような痛みが起こる。寝返りを打つことや、うつ伏せで寝ること、布団から起き上がるなどの動作も痛みのために困難な状態で来院。

来院時の症状

痛みの部位は、左肩甲骨の上角・内側から首にかけて、鋭い痛み。
上肢への痺れや痛みなどの症状は出ていない。
首の可動域の検査では、屈曲の最後で張る痛み、その他左右への側屈、回旋、伸展の動作は痛みのために制限されている。
肩甲挙筋を押したまま首の可動域の検査をすると何も無いときと比べて、可動域が増す。
痛みの度合いはVAS７。

施術後の経過

初回の施術後、痛みの度合いはVAS7→VAS2に軽減。痛み無く動かせる範囲も増えた。
来院当日はまだ痛みを感じる状態があったが、翌日の朝からは、更に痛みは軽減。
2回目の施術は、2日後に来てもらい、可動域の検査を行なうと、伸展時のみ最後の方でまだ痛みの誘発がみられれたが、施術後はどの動きでも痛みの無い状態であった。
再発予防のためのストレッチを指導し、施術を終了。

担当　コメント

この方は、日頃から15キロ近くあるお子さんを抱っこしたり、その状態で歩いたりと、肩や首周りにとても負担がかかっていたと考えられます。そのため、特に思い当たる原因も無いのに発症したのでしょう。
筋疲労が続くと、筋肉の働きは正常に行なわれず攣り易くなります。痛みがなくても、身体に疲労を溜めていると、寝違えやぎっくり腰など急性症状を起こすリスクとなりますので、日頃から定期的なケアをしておくことをおすすめします。

2018年11月04日 14:41更新