20代男性　朝起きたらぎっくり腰に・・・

大田区在住。1ヶ月前から腰に違和感を感じていたが、今朝起きたらぎっくり腰になってしまった。痛みの中心は左腰だが、徐々に左ふくらはぎの方にまで痛みが広がってきてしまった。以前も2年前にもギックリ腰になったことがあり、そのときは1週間以上痛みが続いた。
趣味でフットサルやテニスをやっており、なるべく早く復帰したいと考えTRINITYカイロプラクティック蒲田に来院。

来院時の症状

・体を前に曲げる動作（前屈）で腰痛がひどくなる（30度くらいが限界）
・イスに座ったり、立ち上がったりする動作で腰痛が強くなる。
・座っているときも腰に痛みを感じる。
・仰向けで寝ると痛みが強い。
・顔を下に向けるような動作をすると腰の症状が悪化する。
・腰の動作にともなって足の痛みが悪化することは無い。

施術後の経過

初回は股関節及び、腰椎骨盤の可動性をつける施術を行い、また、腹部前面の筋群に著明な緊張が見られたためそれらに対して緩和操作と筋膜リリースを行なった。
術後、腰の安静時、動作時痛はほぼ消失。
2回目は前回より7割くらい改善。左腰の痛みがよくなった分、右腰が少し気になる。術後腰痛、下肢痛ともにほぼ消失。テニスを再開してもよいと伝えた。
3回目来院時では、腰痛は朝方のみ感じるが、体を動かしていれば痛みを感じなくなる程度。以降、施術方針をぎっくり腰の再発防止と肩こり、体調管理を目的にした全身へのアプローチに切り替え継続してケアを行なっている。

担当　小川コメント

この方は20代でしたが、非常に体が硬い状態でした。「身体がかたい」という状態は筋肉の柔軟性が低下し緊張状態になっている場合や、関節自体の可動域が少なくなっていることが多いです。
このような状態では、不意の動作やわずかな負荷にも耐えられずに、筋や関節を痛めてしまうことがあります。慢性化すればするほど身体に症状を起こすリスクを増やしてしまいます。
この患者さんの場合は腹部前面の筋が慢性的に凝り固まった状態になっていたために、腰から股関節にかけての可動域が少なくなり、そのために腰部に症状を起こしていました。
症状が落ち着いた現在でも自宅でできるストレッチを積極的に行なってもらっています。

2011年06月09日 11:09更新