たまに出る殿部痛　20代男性

座っていると尾てい骨の部分に鈍痛を感じる事がある。いつもではなく、疲れたときに出ることが多い気がする。病院ではお尻周りが硬いことから「血の巡りが悪いのではないか」と言われたので、骨盤矯正などで変化が出るかもしれないと思い来院。

脳神経外科では「小脳への血の流れが悪い」と言われたので、もしかしたら首も何か関わりがあるのでは？　と思っている。

来院時の症状

・腰仙部の可動性の低下
・お尻の筋肉の過緊張（特に左側）
・左の仙結節靭帯に圧痛が見られた

施術後の経過

初回はお尻周りに集中。梨状筋や大殿筋などの仙骨への付着部に硬結がみられたため、緩和操作を行った。仙結節靭帯のリリースと股関節の可動性をつける施術、上部頚椎に過移動域の制限が見られたためアプローチ。お尻のストレッチを行ってもらうように指導した。
二回目は五日後、お尻がだいぶ柔らかくなった気がする。尾てい骨の傷みはほとんど感じないが、ストレッチをサボると痛み出る。
三回目は一週間後、前回の施術後から尾てい骨の痛みはなくなった。枕を低反発のものに変えてみると、首の調子もよくなった。

現在、一ヶ月に一度のペースでメンテナンス中

担当　コメント

今回のケースはデスクワークのしすぎでお尻が硬くなってしまい、片方のお尻の筋肉が異常に緊張してしまったことが原因と思われます。お尻のストレッチを自宅で行ってくれたことが早期改善に繋がったと思います。
このような片側だけの過緊張は骨盤の可動性を著しく低下させてしまいます。いわゆる『ゆがみ』というのはこういったところから発生することが多いので、みなさんも十分気を付けるようにしてください。

2014年12月22日 11:58更新