50歳男性　突然始まった股関節と殿部の痛み

横浜市青葉区在住の男性が1ヶ月前から突然始まった股関節と殿部の痛みを訴えて来院。痛みの部位は股関節と殿部が主で、長時間歩いていると腰も痛くなってくるようになった。これまでにぎっくり腰を2回ほど経験しており、このような痛みが出てこないように習慣的にストレッチも行うようにしていたが、今はストレッチをすることも辛くなっている状態。整形外科に行ってレントゲンを撮ってもらったが特に問題はないと言われ、他に対処法はないかとインターネットで探しトリニティーカイロプラクティックに来院した。

来院時の症状

・痛みの部位は左股関節前面・後面、殿部、腰。
・一番困っているのは、寝返りを打ったときの痛み。
・同一姿勢でいた後に、立ち上がる動作でも痛みが誘発される。
・歩くときにも股関節周りに痛みはあるが、長時間歩行をすると腰の症状が徐々に出てくる。
・症状を感じるようになってからは、痛みの度合いは特に変化なし。

施術後の経過

初回の施術直後は、寝返りを打つ動作での痛みが消失。その他での痛みや違和感は1割減程度。また、仰向けの状態で足を広げて上に上げる動作で股関節に痛みを感じることに気付いたとのこと。
2回目の施術後は、初回後に気付いた足広げてを上に上げる動作でも痛みを感じることはなく、当初の股関節の痛みも9割減で、痛みというよりは少し違和感がある程度に改善。長く歩くと出てくる腰の痛みは以前よりは減っているが、まだ残っている。
3回目の施術後は、歩いて出てくる腰痛は消失。まだ歩くと出てくる股関節の違和感が1割残っており、走る動作は少し不安を感じる。その他の寝返りなどでの痛みはないまま。
その後来院の期間を1週間から2週間に広げてみたが特に悪化することはなく、その後の施術後は、どの動作でも痛みも違和感もない状態になった。
その後メンテナンスとして施術を行っている。

患者さんの声

5回目の施術が終わった後は、どうやったら痛みが出るか色々体を動かしてみたけど、どこも痛くないくらい絶好調だった。

担当　コメント

なんらかの動作で股関節を痛め、その影響で周囲の筋肉がこわばり、正常な機能が果たせていなかったために起こった症状だと考えられました。施術の前半では、実際に痛みを起こしている筋肉を主にアプローチしていき、後半は動きが制限されている関節を主に施術していきました。
腰部の状態も同時進行で見ていきましたが、正常であれば見られる腰椎の前彎のカーブが完全に消失しており、周囲の起立筋にも過剰な緊張が見られました。こういったことも、股関節にかかる負担を増させていたと思います。
慢性的な腰痛は、その部分だけではなく股関節や膝、足などの痛みにも繋がってくることが多くあるので、単なる腰痛だからと放って置かずに、適切な対処をすることが大切です。

2018年11月04日 14:39更新