40代女性　息を吸っても痛みを感じる背中の痛み

来院３週間前の仕事中に机の下の物を取ろうとした瞬間に背中にピキッとした感覚が走り、それから身体を動かしたりすると強い痛みが走るようになった。身体を左右に捻る動作で特に痛みが強く感じられ、深く呼吸をすると痛くて出来ないような状態であった。近くのマッサージなどに行って押してもらったが、変化は無い。お風呂で温まると若干症状が和らぐ程度であった。現在痛みは当初よりも軽くはなってきたが、３週間も経っているのにまだ痛みがあるためTRINITYカイロプラクティックに来院した。

来院時の症状

初診時の痛みはちょうど背中の真ん中辺りにあり、肩甲骨の間に痛みが存在した。
捻る動作などでは動きが痛みの為制限され、可動域が少なくなっていた。
深呼吸をすると痛みが存在するような状態であった。

施術後の経過

初回では胸椎といわれる真ん中あたりの背骨の矯正と背骨に沿った周囲の筋肉の柔軟性を回復するような施術を中心に行なっていったが、初回の施術だけでかなり症状の改善がみられた。
２回目来院時にはかなり痛みが消失していたので同じ施術を行い、おそらくは再発の心配はないと判断し、終了した。

担当　八住コメント

この方の症状はある意味で単純な症状でした。
どのような状態だったかというと、机の下の物を取ろうとした瞬間に背骨に沿って付着している多裂筋という筋肉がつってしまったのでしょう。
元々背骨の柔軟性が乏しかった事に起因していると思いますが、筋肉の柔軟性を回復してあげれば改善できる症状でした。
しかし何故３週間も長引いたかというと、つってしまったのが深部の筋肉だったのと、背骨の可動性が悪かったため、つってしまった部分が十分に動けずに柔軟性を回復できなかったと考えられます。
多裂筋は一番深い部分の筋肉で、関節を支える靭帯のような役割を担っている筋肉です。そのため、関節の可動性に影響を受けやすいため動きの悪い状態になっているとこのような症状になりやすいのです。
筋肉が痛みを作り出していたとしても根本的な原因は別に存在することが多くあります。カイロプラクティックではその根本的な部分を施術によって改善させ症状を再発させないように努めていきます。

2018年11月04日 14:43更新