右足に出る痛み　30代男性

 1年ほど前からたまに右足(趾の間)が痛くなる。数日たてば痛みは楽になるが、その間は歩行も困難。右足ばかり痛みが出る。仕事は電気関係。6割デスクワーク、4割現場。

来院時の症状

・足裏の母趾と示趾の間に圧痛
・右足体重で痛み誘発
・下腿三頭筋の筋緊張が高い
・初めて痛みが出る2ヶ月前に軽い捻挫をした
・最近体重が増えてきた
・現場によって靴を替えている

施術後の経過

初回は中足骨間の可動域を正常にもどすこと、下腿三頭筋の緊張を減らすことを目的に施術を行った。話を聞くと現場に出かける時の靴に先の尖った革靴があるらしく、その靴をはいた後に痛くなることが多いとのこと。現場の人に許可をもらい靴を替えてもらうよう話した。
次は一週間後、痛みはほとんどなくなったが少し残っている。
次も一週間後、痛みを感じない。

四ヶ月たっても痛みは再発しなかった。

担当　コメント

今回のケースは捻挫をして、適切な処置を行わなかったため、右足と左足の大きさ(足くびの太さ)が異なっていることに気づかず、小さい方の足に合わせた靴を履いていたため、靴の中で足が圧迫され、外反母趾の初期症状が出ていたと考えられます。
このように自分の足に合わない靴をはいていると外反母趾をはじめ、色々な症状の原因になる事があります。靴選びはもちろん、足関節の柔軟性にも気を付けましょう。

2013年10月29日 13:36更新