
生まれつきの外反肘:原因、症状、治療法を徹底解説
2025年03月01日
生まれつきの外反肘:原因、症状、治療法を徹底解説

生まれつきの外反肘は、肘の関節が正常な範囲を超えて外側に曲がっている状態を指します。この状態は、日常生活に支障をきたす場合もありますが、適切な理解と対応によって、より快適な生活を送ることが可能です。この記事では、外反肘の原因、症状、治療法について詳しく解説します。

この記事の監修者
森 龍生
Royal Melbourne Institute Technology‐unit Japan 卒業
応用理学士(医科学)
Bachelor of Applied Science(Clinical Science) -Australia-
カイロプラクティック理学士
Bachelor of Chiropractic Science -Australia-
外反肘とは?生まれつきのケースを中心に解説
外反肘の定義と基本的なメカニズム
外反肘は、肘の関節が正常な範囲を超えて外側に曲がっている状態を指します。生まれつきのケースでは、骨の発達異常や遺伝的要因が関与していることがあります。肘の構造は、上腕骨、尺骨、橈骨という3つの骨が複雑に組み合わさってできており、これらの骨が正常に成長しない、あるいは関節の形成に異常がある場合に外反肘が生じることがあります。肘の関節は、蝶番のような動きをするため、曲げ伸ばしが主な動作ですが、外反肘では、この動きに制限が生じることがあります。外反肘の角度は、個人差が大きく、わずかに外側に曲がっている程度のものから、明らかに外側に曲がっているものまで様々です。この状態が、日常生活に支障をきたす場合もあります。肘の構造と外反肘がどのように発生するのかを理解することは、適切な治療法を選ぶ上で非常に大切です。
生まれつきの外反肘の主な原因
生まれつきの外反肘の主な原因には、遺伝的要因、胎内での位置異常、骨の形成異常などが挙げられます。遺伝的要因としては、家族歴に外反肘を持つ人がいる場合、そのリスクが高まることが知られています。胎内での位置異常は、胎児がお腹の中で特定の姿勢を長時間とっていることなどが影響することがあります。骨の形成異常としては、肘関節を構成する骨の成長が正常に行われないことが原因となります。具体的には、上腕骨、尺骨、橈骨のいずれか、または複数の骨の成長が阻害されたり、関節面の形成が不十分であったりする場合に、外反肘が発症します。また、ターナー症候群のような特定の疾患が関連している場合もあります。ターナー症候群は、女性に多く見られる染色体異常で、外反肘の症状を伴うことがあります。これらの原因が単独で、または複合的に関与することで、外反肘が引き起こされると考えられています。
外反肘と内反肘の違い
外反肘は肘が外側に曲がるのに対し、内反肘は肘が内側に曲がります。これらの状態は、肘の関節の異常な角度によって定義されます。外反肘は、手のひらを前に向けた状態で肘が体の外側に開くように見えるのに対し、内反肘は手のひらを前に向けた状態で肘が体の内側に絞られるように見えます。これらの状態の違いは、肘関節の軸が正常な位置からずれているために生じます。外反肘は、肘関節の外側の靭帯や筋肉が過度に伸ばされることがあり、肘の外側に痛みが生じやすい傾向があります。一方、内反肘は、肘の内側の靭帯や筋肉に負担がかかりやすく、肘の内側に痛みが出やすいとされています。日常生活においては、外反肘の場合、ドアノブを回す動作や、物を持ち上げる動作に困難を感じることがあります。内反肘の場合、腕を伸ばす動作や、手のひらを外に向ける動作が困難になることがあります。これらの違いを理解することで、適切な対処法や治療法を選択することが可能になります。
外反肘の症状と診断
外反肘の具体的な症状
外反肘の主な症状には、肘の可動域制限、肘の痛み、腕の痺れなどがあります。肘の可動域制限は、肘を完全に伸ばしたり、曲げたりすることが難しくなる状態を指します。これにより、日常生活での動作に支障が生じ、特に腕を使う作業や運動時に不便を感じることがあります。肘の痛みは、外反肘の程度や、関節周囲の炎症の有無によって様々です。軽い痛みから、日常生活に支障をきたすほどの強い痛みまで、個人差があります。痛みが慢性化すると、日常生活でのストレスが大きくなることもあります。腕の痺れは、外反肘によって肘の神経が圧迫されることで起こることがあります。特に尺骨神経が圧迫されやすく、小指や薬指にしびれや痛みが現れることがあります。症状の程度は個人差があり、日常生活での不便さを感じる場合もあります。外反肘の程度が軽い場合は、自覚症状がないこともありますが、進行すると、関節の変形や、痛みが強くなることがあります。そのため、早期に適切な診断と治療を行うことが重要です。
外反肘の診断方法
外反肘の診断は、医師による診察、X線検査、必要に応じてCTスキャンやMRI検査などが行われます。医師による診察では、まず問診を行い、患者の症状や既往歴、家族歴などを詳しく聞き取ります。次に、肘の可動域や、痛みの状態などを確認するために、触診を行います。また、外反肘の角度を目視で確認することもあります。X線検査は、骨の状態を確認するために行われ、外反肘の程度や、骨の変形の有無を評価することができます。X線検査は、外反肘の診断において最も基本的な検査です。CTスキャンは、骨の状態をより詳細に確認するために行われます。特に、肘の関節の複雑な構造を立体的に把握することができ、外反肘の原因が骨の変形によるものなのか、他の要因によるものなのかを判断するのに役立ちます。MRI検査は、骨だけでなく、筋肉や靭帯、神経などの軟部組織の状態を確認するために行われます。外反肘の原因が、軟部組織の損傷や炎症によるものと疑われる場合に有用です。正確な診断のためには、専門医の診察を受けることが重要です。これにより、適切な治療法を選択し、症状の改善を図ることが可能になります。
外反肘の治療法とリハビリ
保存療法と手術療法
外反肘の治療法には、症状の程度によって保存療法と手術療法があります。保存療法は、手術を行わずに症状の改善を目指す方法で、軽度から中程度の外反肘に適応されます。保存療法の主な内容は、装具療法と理学療法です。装具療法では、肘の関節を固定し、外反の進行を抑えるための装具を使用します。装具は、患者の肘の状態に合わせて、専門家が作成します。理学療法では、肘の関節の可動域を広げ、筋肉を強化するための運動療法を行います。また、温熱療法や電気療法などの物理療法を併用することもあります。手術療法は、保存療法では効果が得られない重度の外反肘や、神経圧迫などの合併症がある場合に選択されます。手術療法では、骨を矯正する手術を行います。具体的には、肘関節を構成する骨の一部を切除したり、骨の角度を調整する手術が行われます。手術後は、リハビリテーションが重要となり、肘の機能を回復させるために、専門家の指導のもとで、適切な運動療法を行います。
自宅でできるストレッチとケア
自宅で行える簡単なストレッチやケア方法を紹介します。肘の可動域を広げ、痛みを和らげるためのセルフケアは、治療効果を高めるために重要です。まず、肘のストレッチは、肘をゆっくりと曲げ伸ばしする運動が基本となります。この運動は、肘の関節の柔軟性を高め、可動域を改善する効果があります。肘を曲げる際には、痛みを感じない範囲でゆっくりと行い、伸ばす際も同様に、無理のない範囲で行います。次に、肘の筋肉をほぐすためのマッサージも効果的です。肘の周りの筋肉を優しく揉みほぐすことで、血行が促進され、筋肉の緊張が和らぎます。マッサージを行う際には、力を入れすぎないように注意し、痛みを感じる場合は中止します。また、温めることも有効です。温タオルや入浴などで肘を温めることで、筋肉の緊張が和らぎ、痛みが軽減されることがあります。これらのセルフケアは、毎日継続して行うことが重要です。ただし、痛みが強い場合や、症状が悪化する場合は、無理せず専門機関に相談してください。セルフケアと専門機関による治療を組み合わせることで、より効果的な治療が期待できます。
リハビリテーションの重要性
治療後のリハビリテーションは、肘の機能回復と再発防止のために不可欠です。外反肘の治療後、肘の関節の動きや筋肉の機能が十分に回復しないと、日常生活に支障をきたすことがあります。リハビリテーションでは、まず肘の可動域を広げるための運動を行います。専門の理学療法士が、患者の状態に合わせた運動プログラムを作成し、関節の柔軟性を高めるためのストレッチや、筋力トレーニングを行います。また、肘の周りの筋肉を強化することで、肘関節を安定させ、再発を予防する効果も期待できます。リハビリテーションでは、日常生活での動作指導も行います。肘に負担がかからないような正しい姿勢や、動作を身につけることで、再発のリスクを減らすことができます。治療後、すぐに日常生活に戻るのではなく、段階的にリハビリテーションを行うことで、肘への負担を最小限に抑え、スムーズな回復を促します。専門家の指導のもとで、適切なリハビリテーションを行うことで、肘の機能を最大限に回復させ、より快適な日常生活を送ることができるようになります。
外反肘と日常生活での注意点
日常生活での工夫
外反肘がある場合、日常生活での動作に注意が必要です。重いものを持つ際には肘に負担がかからないように工夫したり、長時間同じ姿勢を続けないようにするなど、日常生活での注意点を紹介します。まず、重いものを持つ際には、肘に直接的な負担がかからないように、体の近くで持つように心がけましょう。重いものを持ち上げる際には、肘を曲げた状態で、腕全体を使って持ち上げるようにすると、肘への負担を軽減することができます。また、長時間同じ姿勢を続けないように、こまめに休憩を取ることも大切です。特に、パソコン作業や、デスクワークなど、同じ姿勢で長時間行う作業は、肘に負担がかかりやすいです。定期的に休憩を挟み、肘や腕を動かすストレッチなどを行うことで、筋肉の緊張を和らげることができます。日常生活での動作を工夫することで、外反肘の症状を悪化させず、より快適な生活を送ることができます。また、日常生活での注意点だけでなく、適切な治療やリハビリテーションも重要です。専門家のアドバイスを受けながら、日常生活での工夫と、治療の両方をバランス良く行うことが、外反肘の改善につながります。
定期的な診察の重要性
外反肘の状態を定期的にチェックし、適切な治療を継続するためにも定期的な診察が重要です。外反肘は、症状が安定していても、時間の経過とともに変化することがあります。そのため、定期的な診察を受けることで、症状の悪化や再発を早期に発見し、適切な治療を継続することが大切です。定期的な診察では、医師が肘の関節の状態や、可動域、痛みの程度などを詳しく確認します。また、必要に応じてX線検査などの画像検査を行い、外反肘の状態を正確に把握します。診察の結果によっては、治療計画の見直しや、リハビリテーションの内容の変更などが行われることがあります。定期的な診察は、外反肘の状態を適切に管理し、より良い治療効果を得るために不可欠です。早期発見、早期治療を心がけ、外反肘による不快感や、日常生活への支障を最小限に抑えましょう。また、治療だけでなく、予防も重要です。日常生活での注意点や、セルフケアを継続することで、外反肘の悪化を防ぎ、より健康な状態を維持することができます。
カイロプラクティックのアプローチ
構造上異なっているひじ関節を他の人のような関節の構造に変えることはできませんが、動かす際のひじ関節への負担、関係する筋肉の過緊張、他の関節の代償運動などなど、外反肘であるがため、色々な部位でトラブルが生じてきます。必要以上に働きすぎて過緊張を起こしている筋肉や、肩が本来の位置からずれて稼働してしまうなんてことも良くあります。カイロプラクティックではそれらの部位がバランス良く働けるように施術を行い、ひじを動かした際の痛みの軽減を目指します。
まとめ
生まれつきの外反肘は、適切な理解と治療によって改善が見込めます。外反肘は、肘の関節が外側に曲がっている状態であり、生まれつきのケースでは、遺伝的な要因や、胎内での位置異常、骨の形成異常などが原因となることがあります。外反肘の症状には、肘の可動域制限や、肘の痛み、腕の痺れなどがあり、症状の程度は個人差があります。診断には、医師による診察や、X線検査、CTスキャン、MRI検査などが行われます。治療法としては、保存療法と手術療法があり、症状の程度や状態によって最適な治療法が選択されます。また、自宅でできるストレッチやケア、リハビリテーションも治療効果を高めるために重要です。日常生活では、肘に負担がかからないように工夫することが大切です。この記事を参考に、早期の専門家への相談と適切なケアを心がけましょう。外反肘の治療には時間がかかることもありますが、適切な治療とケアを継続することで、症状の改善が期待できます。諦めずに、より快適な生活を目指しましょう。
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