2~3ヶ月前から歩行時に右脚に痺れが出るようになった。ちょうどその頃からジムに通うようになり、筋肉痛のような痛みが頻繁に起こっていた。単なる筋肉痛だと思って放置していたら痛みは引くどころか徐々に強くなり、立っているのも辛いくらいに悪化した。直立が辛い。中腰は可能。腰を反らすと悪化。座ると楽になる。
傷みが出るのは右の股関節の後ろ側。右下肢後面に感覚異常がある。
来院時の症状
・腰部、殿部の筋肉の過緊張
・五分ほど歩いていると脚に症状が出る
・直立しているだけでも脚に症状が出る
・症状が出た場合は腰を丸めるように座ると楽になる
・自転車は大丈夫
施術後の経過
初回の施術は腰回り・お尻周りの筋肉の緩和、腰部・骨盤の関節の可動性の制限をとるように施術を行った。自宅で行えるお尻のストレッチを処方した。
二回目は二日後、前回の施術後、症状は激減した。五分歩いて出ていた症状が十五分歩いても出なかった。
三回目は五日後、楽にはなっているが、三十分歩けば症状が出た。以前よりはかなり過ごしやすい。
四回目は一週間後、とりあえず三十分歩いても症状は出なかった。今の段階でこれ以上歩くとまた出そうな気がした。
現在、二週間に一度のペースで来院中。四十分ほど歩いても大丈夫な状態まで回復した。
担当 コメント
このケースは脊髄が通っている脊柱管という空間が狭くなってしまっていたのだと思われます。原因としては腰を反らしすぎていることが原因として大きいと思いましたので、そちらを改善できるようにアプローチしていきました。患者さん自身が早期改善に努めてストレッチに取り組んでくれたことがこの結果につながったのだと思われます。