蒲田在住の50代の男性が首の可動域を改善してほしいと来院した。
20年ほど前に寝違えを起こし、何の処置もせずに放置していたら首が動かせなくなっていた。すぐに病院へ行ったが『頚椎症だと思われます』と言われシップを頂いたが効果はなく、以来、ずっと首が回せない状態が続いている。
可動域は著しく狭いが、仕事や日常生活に支障は出なかったので放置していたが、最近になってさらに可動域が減少し始めた気がする。これを機に首の状態を改善させようと整形外科を受診。
『牽引しましょう』と言われ牽引を受けたがあまり効果がなく、いろいろと調べているとトリニティカイロプラクティック蒲田店を発見した。
来院時の症状
・屈曲が20度、伸展も側屈も回旋も5度いくかいかないか
・高校生の頃から肩凝りを感じていた
・頭痛などの二次的な症状の出現はない
施術後の経過
初回の施術では劇的な変化は見られず。多少可動域が改善し、自覚症状も楽になった程度であった。
二回目来院時には屈職の可動域が少し上がり30度、左の側屈も少し可動域に改善が見られた。
三回目来院時には左の側屈の可動域に向上が見られた。右への側屈も同じような可動域を上げている。ただ、改善の可動域が前々改善していない
五回目の施術で屈曲は50度、伸展が40度、側屈が45度、回旋が70度まで回復した。
現在、3週間に一度のペースでメンテナンス中
担当 コメント
今回のケースは以前に傷めた首を放置してしまい、悪化し、動かせなくなってしまった状態でした。長年動かさずにいたことにより筋肉の柔軟性はかなり低下していました。まずは首・肩周りに筋肉がリラックスできるポジションを見つけ、他動的に関節や筋肉に刺激を入れ、次第に自動的に動かしていただいた。最初の方は変化が乏しかったが、変化が出始めると徐々に元の状態を思い出すかのように割と速いペースで改善が見られた。指導されたエクササイズにしっかり通り組んでくれていたことが早期改善につながったと思われます。
一ヶ月前から勉強していると右腕の小指側に痺れが出るようになった。勉強をやめて別のことをしていると時間が経てば元に戻るが、勉強を続けているとさらに痺れがひどくなる。握力が無くなって物がつかめないというわけではないので耐えられなくはないが、集中力が削がれることが気になっている。
他にもスマートフォンを長時間見ているとたまに出ることがある。
整形外科へ行くと「頚椎椎間板ヘルニアですね」と言われ、牽引と痛み止めを処方されたが、あまり効果がなかった。
来院時の症状
・利き手は右手
・一時間ほど勉強していると右腕小指側に痺れが出始める
・左手には出ない
・頚、腕を動かしても症状が誘発されることはない
・寝起きで症状が出ていることはない
・運動習慣はナシ
施術後の経過
初回の施術は胸のところの筋肉と肩甲骨、首に対してアプローチを試みました。施術後はずいぶんと軽くなったと喜んでいた。
二回目は一週間後、痺れの強さは半減ほどにはなったが、まだ一時間ほどで腕に痺れが出てくるとのこと。今回は右肘周辺へ対してもアプローチした。
三回目も一週間後、あれ以来痺れは出ていない。腕の痺れが無くなったことで肩が凝っていることに気が付いた。
現在、肩こりを中心とした全身のメンテナンスで一ヶ月に一度のペースで来院中
担当 コメント
このケースは頚と胸と肘のところで小指側に行く尺骨神経が圧迫を受けていたのだと思われます。この患者さんの勉強姿勢はかなりの猫背だったようです。前側の筋肉が硬くなりすぎてしまい、尺骨神経の邪魔をしていたのでしょう。そのため、頚や胸だけでは完全に症状が消失せず、肘周りの関節可動域や筋肉の柔軟性を取り戻すようにアプローチしなければいけませんでした。
今回の症例のように、複数個所が原因となり1つの症状を引き起こしていることは多々あります。逆に一つの原因が複数個の症状を引き起こしているケースも存在します。それを見極めるためにはしっかりとした教育を受けたカイロプラクターでないと難しいです。
TRINITYカイロプラクティックでは国際基準の教育プログラムを卒業したカイロプラクターが沢山います。身体の調子が良くないな~と感じている人はぜひ相談してください。
今朝寝違えを起こした。ここ最近寝違えが頻繁に起こる。前回は二週間前、整形外科で牽引してもらったが効果は無かった。傷めた記憶は特に無い。以前から慢性的に肩こりがあり、特に仕事が忙しい日の後や、山を登った後に出やすい。
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