足首の痛みで神奈川県川崎市在住の方が来院された。
主訴は右の足首の痛み。寝起きと仕事終わりに強くなる。昼時はあまり気にならない。
他には靴を履いたり、階段を下りたりすると痛みが出る。
原因として、2週間前にお風呂で踏み外し、右の足首を軽く捻挫した。
以前に大きく捻挫を経験しており、足首に癖ができている。
よく起こることなので、今回もすぐに治まると思っていたがなかなか痛みが引かない。
来院時の症状
靴を履くとき痛む
階段の下りで痛み
座った状態で前屈をすると痛む
左脚に比べ、右足の方が筋肉の張りが強い
足踏みやジャンプでは痛みは出ない
施術後の経過
初回の施術は下肢を中心に施術を行った。痛みを訴えている部位に炎症がないことを確認し施術。足の指の間にある筋肉の機能異常を見つけた。ふくらはぎの筋肉が踵の骨を強く引っ張りすぎている状態だったのでそちらにもアプローチ。
二回目は2日後、早めに来院してもらった。状態は良好。階段を3~4回分下りると痛みが出始めるが、そこまで強くない。靴を履くなどその他での痛みは出ていない。
三回目は一週間後、基本的には痛みは出ていない。会社にエレベータがないため階段の利用が多いのだが、たまに痛みが出るくらい。長続きせずすぐに良くなる。
現在、全身のバランスを整えるメンテナンスに移行中
担当 コメント
今回の症例は初めに捻挫があり、痛みはある程度治まったが、動かし方が乱れてしまい、結果的に負荷がかかりすぎたところに痛みが出てしまっているというケースでした.。
痛みが引いたことで治ったと勘違いされる方は多いと思いますが、実際には元の状態へは戻っていません。代償運動で動き方を代えているだけなので負担をきれいに分散できていません。そうした場合、同じ場所にばかり負担がかかり、今回のケースのように痛みが発生する場合が多いです。
身体の動かし方が気になるという方は、是非一度身体のメンテナンスをしてみてはいかがでしょう。