顎が痛すぎて物が噛めない 20代男性
カテゴリ:顎の痛み・顎関節症
一週間ほど前から右顎に違和感が出ていた。しばらくすると良くなるだろうと思い、特に処置をしなかった。すると三日前から痛みが出始め、強さはどんどん増していき、昨日は晩御飯が食べられないほど右顎に痛みが出ていた。
どうにかしないといけないと思い、インターネットで検索した。
来院時の症状
・会話で痛みが出ることはない
・開口も大丈夫
・基本的に閉口も大丈夫だが、物を噛もうとすると右顎に痛みが出る
・口の中に何も入っていない状態でも、力いっぱい噛みしめると右顎に痛みが出る
・左側の歯で物を噛んでも右の顎に痛みが出る
・右の頬を押すと激痛
施術後の経過
右の咬筋――噛む筋肉の一つ――の緩和、猫背の改善、頚の関節の可動域の改善、頭蓋骨の動きの回復をメインに施術を行いました。施術直後は噛みしめても痛みは出ないとのこと。
二回目は三日後、翌日の朝には痛みが戻り始めた。お昼時には完全に元に戻った感じ。今回は前回の咬筋に加え、同じく顎を動かす咀嚼筋群へアプローチした。
三回目も三日後、痛みが全く出なかったわけではないが、昨日までは調子が良かった。しかし、今朝起きたらまた右顎に痛みが出始めた。
・どうやら寝ている時にかみつけ――歯ぎしり――をしているようとのこと。前回の施術に加え、骨盤腰回りの施術に顎を動かすためのセルフケアを処方した。
一週間空いた状態で来院、ほとんど痛みなく物が噛めるようになっていた。
現在、二週間日度のペースで来院中
担当 コメント
咀嚼筋群――口を開け閉めする筋肉の総称――が全体的に緊張しており、特に咬筋が一番緊張度合いが強かったです。寝ている時に噛みしめているという事は、普段から噛みしめる癖があるのでしょう。そこに関しては寝る前に行うセルフケアをやっていただきました。それ以外にも顎に負担をかける要因がいくつかありましたので、そちらの方もしっかりとアプローチしていきました。
今回のケースは物が噛めないという事でしたが、人によっては口が開けられない状態の方もいらっしゃいます。食べることはおろか、喋ることもままならないなど。そのような症状が出る場合には咀嚼筋群が過緊張を起こして発症するケースが多いです。噛みしめだけではなく、頬杖などでも顎周りに負担がかかります。
結果、咀嚼筋群が緊張する→顎関節に強い負荷がかかる→顎関節が炎症→顎が開けられない
という流れになってしまいます。
顎関節が痛むと仕事や日常生活に大きな影響を与えるので、少しでも違和感が出た場合にはすぐにご連絡ください。
2017年10月22日 12:10更新
顎の痛み・顎関節症に関連する症状
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