慢性背部痛 30代女性

高校生のときに健康診断で側彎症を指摘され、整形外科でレントゲンをとり側彎症といわれる。25歳の頃から背中に張りを感じるようになった。半年前から背中に痛みを感じるようになったためマッサージに通うがよくならないため来院。

来院時の症状

・胸椎右凸、腰椎左凸のダブルメジャー型
・脊柱の凸側に痛み
・背部痛は常にある状態
・アダムスポジション陽性

施術後の経過

初回：側弯している凸側の筋肉に過緊張がみられ、背骨の土台となる骨盤に歪みがあり、また左右の筋肉がアンバランスであったため、骨盤や背骨に対し関節操作を行い、過緊張していた筋肉を中心に緩和操作を行い左右のバランスを整えた。施術後、背部痛が5割以下に減少。
2回目（7日後）：来院時には背部痛が消失していた。筋肉や関節の状態が元に戻らないようにするため初回同様のケアを行ない、ご自宅で出来るストレッチを処方する。
3回目（8日後）:背部痛の再発なし。治療の間隔をあける。
4日目（14日後）：背部痛なし。
5回目以降：徐々に治療の間隔をあけていき、現在は月に一回の間隔でメンテナンス。

担当　コメント

側彎症は背骨の歪みにより左右非対称に体に負荷がかかる状態です。このため、体のケアを怠ると左右の筋バランスが崩れやすく、背骨や骨盤がさらに歪み、体を支持する機能が低下します。この状態が続くと負荷の強くかかっている筋肉の緊張が強くなり痛みとなります。
今回の施術では、筋バランスや骨格の調整により、局所的にかかる負荷を分散させることに注目しアプローチをし、早期によい状態にすることができました。
側彎症の症状には、ケアをすることで軽減できるものがあります。お悩みがありましたらご相談ください。

2012年11月23日 14:42更新