姿勢の崩れが鏡で見ても目立つ　60代女性

カテゴリ：背骨の歪み・側彎症

大田区在住の女性が姿勢が崩れてきたことに気付き来院した。最近、人に会うと歩き方や姿勢が崩れていることを指摘されるようになり、鏡で自分で見てみると、腰が左横に飛び出し、背骨を自分で触ってみると、曲がってボコッと飛び出したようになっている。病院に行ってみたが、側弯症といわれた。レントゲンでは異常ではないといわれた。姿勢を気を付けてみるが、なかなか変わらず、疲れやすくなってしまった。カイロプラクティックは骨格を矯正できると聞いて来院した。

来院時の症状

・骨盤の左側方への偏位がみられる。
・腰椎３・４・５番のみ後方偏位し左に傾いている。
・痛みはなく動作時痛もみられない。
・股関節の可動性が著しく低下している。
・左の腰の筋肉が硬くなってしまっている。

施術後の経過

1回目
背骨の変位が著しく、腰を支える筋肉の安定性、バランスの崩れをチェックして機能を改善。背骨の変位も大きく改善することから体の使い方の崩れが姿勢に影響していると判断。使い方の回復、骨格の可動域の改善を行った。姿勢はずいぶん改善。自覚的に立ち方が変わっていることも分かる。
2回目
姿勢は結局元どおりになっており、使い方のクセはなかなか解消しない。特に問題を起こしている筋肉を特定し、自宅でも出来るエクササイズ、ストレッチを指導。施術後は姿勢の崩れはほとんどなくなる。
3回目
エクササイズを頑張ってもらった結果、姿勢の崩れはあまり目立たないところまできている。体重を支える腰だけでなく、背中、肩、足首など体全体のバランス改善に範囲を広げる。以降はエクササイズがしっかり出来れば、姿勢をキープできることを確認。本人も安心できた。しかしさぼるといつの間にか崩れてしまう状況が続き、体全体の使い方・バランスを改善するケアを継続中。

担当　コメント

ある日突然、姿勢の崩れが目立つように感じてしまっておられましたが、急に悪くなってしまったのではなく、少しずつバランスを崩していったこと、年齢的に筋力が落ちてきていることなどが重なった結果だと思います。年齢的に骨がもろくなり、変形してしまうようなこともありますが、使い方の偏りが大きな問題になってしまうこともあります。骨格の矯正やトレーニングが必要なほど筋力が低下しているわけでもなく、適切な使い方を取りもどすことで大きく改善することも期待できます。是非、ご相談ください。

2013年03月22日 13:31更新