50代男性　3ヶ月前に急に出てきた左腕の痛み

3ヶ月前から左腕に痛みが出た男性が来院。もともと慢性的な肩こりを持っており、3ヶ月前から左上腕(肩から肘まで)にひどい痛みが出るようになり、仕事にも、趣味のゴルフにも支障をきたすようになった。整形外科へ行ってレントゲンを撮ったが以上は見当たらず、痛み止めを処方された。はじめは痛み止めで誤魔化せたが、日に日に痛みが増し痛み止めもほとんど効果がない状態に。インターネットで調べてトリニティカイロプラクティック蒲田を見つけた。

来院時の症状

・以前から慢性的な肩こり
・ひどい時は頭痛も出ていた
・姿勢は猫背
・頚部の可動性の低下
・左に首を傾けると左上腕に痛み
・PCなど腕を前に出す姿勢を長時間とっていると症状が誘発される
・お風呂で楽になる

施術後の経過

初回は左肩甲帯の可動性を出す施術と姿勢を改善させるアプローチを行い、肩周りのストレッチ、肩の体操を処方した。
2回目は10日後、まだ腕の痛みは残っているが半減。首も少し動かしやすくなっていた。
3回目は2週間後、首の可動域も回復し、症状も出なかったという。
4回目は3週間後、ゴルフをしても痛みは出なかった。

現在、予防と再発防止のメンテナンスのために定期的に来院している。

担当　森コメント

今回のケースは慢性的な肩こりから肩甲骨周囲の筋肉が硬くなり上腕の感覚を支配している神経を絞扼していたのだと思います。こういった症例は四辺形症候群と呼ばれ、猫背の人がなりやすい状態です。3ヶ月前に急に痛み始めたとはいえ、それ以前の慢性的な肩こりという蓄積があったためにこのような痛みが出たのです。
みなさんもたかが肩こりと思わず、日頃からケアしていきましょう。
症状が重くなってからではなく、重くならないように・軽いうちに自分の体を整えていきましょう。

2012年04月01日 15:53更新