40代女性　股関節の動かしづらさ

左の股関節の動かしづらさを訴えて来院。右の股関節と比べると脚を上げられない。元々左右差はあったみたいだが、今回ほど差が出たのは初めて。
90度以上上げようとすると引っかかり、かみ合わせが悪い感じがするとのこと。そのためか分からないが、ランニング中に膝が痛くなる。

来院時の症状

・自分で股関節を曲げる分には痛みなし
・他動(他の人に動かされる)で股関節に痛み
・大腿部の筋肉の緊張が強い

施術後の経過

初回：股関節を動かす筋肉、大腿部の筋肉にアプローチし、股関節に動きをつけるようにした。このとき他動でも股関節に痛みなし。可動域は少し上がったが、詰まった感じは変わらず。
2回目：1週間後、痛みは残っているが強さは減少した。今回は関節を重点を置いて施術。
3回目：1週間後、左右の股関節で可動域は少し違うが、気にならなくなった。ランニングをしても痛みはでなくなった。
現在、2週のペースで再発防止を行っている。

担当　森コメント

今回のケースは股関節の可動性の制限が膝の痛みを引き起こしていました。
関節は動かすことをサボっていると、どんどん可動域を下げてしまいます。
股関節の柔軟性のほかに、大腿部の筋肉(大腿四頭筋)が過緊張していたこともあり、膝にかかる負担が増えたことで膝にも痛みが出たものと思います。

2012年05月23日 12:19更新