40代男性　腰の痛みおよび左足のしびれのため来院

大田区在住の男性が腰痛と左でん部からふくらはぎまでの痛みと痺れを訴えて来院した。
痛みは昨年末から腰痛を訴えるようになっていた。その頃は腰痛だけで足のしびれはなかったが、今年３月くらいから腰痛だけでなく脚まで痺れを感じるようになってきていた。
現在は１０分歩くと足が痛くなってしまい、歩行が困難な状態になっていた。
病院に行ってMRI検査を受けて画像を確認したところL4椎間板が後方突出し、L5椎間板はつぶれているような状態が映し出されていた。
病院では痛み止めの処方で様子を診ましょうということだったが、薬の効果は無く、日に日に悪化していくような状態で、再度受診しても同じような診察だったため、他に手立てはないかと思い、TRINITYカイロプラクティックに来院した。

来院時の症状

歩行するのが困難なほどの腰痛に悩まされている。
SLR検査陽性・動作時痛強・重心を左に乗せるだけで左臀部から足の痛みが強くなる。
反射は正常だったが、知覚はL4およびL5領域に知覚鈍麻が診られた。
昨年末から痛みを訴えるようになり、現在は朝起きてから常に痛みが感じられるようになっている。10分歩くと痛みが強くなるため少し休み、また歩き出すといったことを繰り返している。

病院に行ってMRIを撮影。4番目の椎間板が後方突出している椎間板ヘルニアと診断された。
病院ではロキソニンといわれる解熱鎮痛剤を処方されたが、効果はなく痛みが強く感じられているため、他の手立ては無いかと考えカイロプラクティックに来院した。

施術後の経過

MRI画像を診た限りではかなり椎間板が突出及び変形している状態が診られ、4番だけでなく、5番目の椎間板も圧縮偏性(潰れている)のような状態があると考えられた。
画像及び実際の症状の強さとして時間がかかりそうだと思うほどの重症度だと思われたが、施術の方向性が初回から的確だったためか、2回目来院時にはかなり症状が軽減していた。
日常生活や仕事の忙しさの影響で足の痺れが出たり、腰の中心部に鈍痛が出たりすることはあるが、初回の状態に比べると比較にならないくらい楽になっている。
現在4回目の施術だが、初回以降の施術からやや平行線ではあるが、椎間板の画像上や実際症状の重症度合いに比べると、4回目にしては良好なのではないかと考えられる。
また、仕事を休んで施術に集中できるわけではないので、負担の蓄積はまだまだ強くあると考えられるため、今後も継続的に診ていかないと、安定して常に良い状態をキープするのは難しいと考えられることを伝えている。

担当　コメント

重度な症状ほど改善するまでに時間が必要になることや、また悪化しやすいこと、またこのような症状になる以前から、慢性的な問題を持っていたはず(筋肉の慢性的なこりやぎっくり腰の経験があるなど)と伝え、このような症状にならないようにするには根本的にケアをしていかないとならないことを伝えた。
早い改善はみられたが、良い状態を継続していく(施術をしなくても済む状態)にはまだまだ時間が必要であることを伝えている。
この方もまだ4回目なので、仕事の忙しさなどの影響によっては早く症状が出てきてしまうだろうと思います。
元々が重度な症状ほど改善が悪く、痛みが戻る可能性が高いのです。
症状が改善したら、同じような症状にならないよう予防を御勧めしています。
皆様ももし痛みがあるようだったら、それ以上悪化する前にいらして下さい。

2011年06月15日 13:29更新