くしゃみで発症したぎっくり腰　40代女性

昨日の朝くしゃみをした際に腰を傷めた。以前までは腰痛らしい腰痛は感じたことがなく、ただ「張っているなぁ～」という感覚だった。

初めての腰痛なので対処の仕方がわからなく、椅子の立ち座りや顔を洗う動作がつらい。

来院時の症状

・前屈10度で左側に突き刺すような腰痛が出る
・後屈も10度程度で同じ場所に腰痛
・PC作業――1日10時間PCに向かっている

施術後の経過

検査で股関節の動きの悪さが、この腰痛の要因を占めていると思われたので股関節をメインにアプローチ。股関節をまたぐ筋肉――特にお尻の筋肉――を重点的に整えていった。
お尻の筋肉のストレッチを指導。
二回目は一週間後、痛みは軽減、悪くない。日常生活ではあまり感じなかったが、仕事終わりには痛みが出ることが多かった。前回のアプローチに比べ骨盤の動きをつける施術をメインに行った。
三回目は一週間後、ほとんど痛みを感じない。
四回目は二週間後、9時間ほど飛行機に乗っていたので腰痛がぶり返した。以前ほどの痛みではない。腰を支えるお腹の筋肉を中心に施術を行った。
五回目は二週間後、状態良好

現在、三週間に一度のペースでメンテナンス中

担当　コメント

今回のケースは運動不足による股関節の可動域の低下が起こしたぎっくり腰だと考えられました。腰痛――痛み――の発生源はお尻の筋肉でしたが、そこに負担がかかるような身体の使い方をしていた理由は、股関節の可動域の低下だと思われました。
患者さんご自身でも積極的に階段を使って股関節を動かすように努めてくれたり、お尻のストレッチを欠かさず行ってくれたことが早期改善につながったと思われます。

2016年03月29日 16:41更新