半年前から痛くなった右手首（親指の付け根）の痛み　40代女性

手首を動かすとズキズキした痛みがあり、ハサミやごみ袋を縛る動作でとても痛い。

来院時の症状

・右手首を親指側に曲げても小指側に曲げても親指の付け根が痛む。
・親指の付け根にある腱鞘が肥厚した状態で、熱ぼったさもある。

施術後の経過

初回来院時は、患部には炎症がある状態でした。さらに、右手は、前腕（肘～手首）や、上腕（肩～肘）、さらに肩甲骨や背中にかけて、筋肉はガチガチに力が入った状態でした。お仕事以外に、趣味で手芸もされていて、日常的に手を使われていたために、力が抜けない状態になっていました。また日常的な手の使い方の癖で筋肉が引っ張られ、肘や手首の関節の角度が崩れ、負担のかかりやすい状態になっていました。このため、親指の付け根の局所に非常にストレスがかり、手首を使うたびに、腱が引っ張られ、腱鞘炎を起こしてしまったと考えられます。
患部は、超音波で炎症を抑え、腕に必要以上に力をかけてしまっている筋肉を緩め、上半身の姿勢を整えました。手首を動かした時の痛みは半減しました。

二回目は３日後に来院。初回の施術後、翌日までは痛みが緩和されていたが、仕事をしてまた痛くなったとのことです。初回同様、患部への超音波と、腕を中心とした上半身の施術でを行い、痛みが軽減しました。その後は、２週間に１回のペースで、上半身全体の施術を６回行いました。痛みは完全に消失し、ハサミを使う動作も全く痛みがなくなりました。

現在、再発もなく、３週間に一度の全身メンテナンスに移行。

担当　コメント

今回のケースでは、手は休めることが出来ず、たえず動かす場所ですので、トータルで時間はかかりました。しかし、患部の痛みを取ることだけではなく、そこに負担をかけてしまう体の姿勢を整えたことで根本的にアプローチができたと考えられます。少しでも、違和感を感じられたら、早めに一度ご相談ください。また、普段の姿勢など気になっていることがありましたら、お気軽にご相談ください。

2015年11月24日 13:36更新