左肩甲骨内側の痛み　40代女性

１ヶ月前から左肩甲骨内側の痛み。思い当たる原因はないが、動作で痛みが出るというより、じっとしていても痛みが出る。

来院時の症状

・動作による痛みではなく、じっとしていても痛い。・背中から肩にかけての、凝り・張り

施術後の経過

初回来院時、背中の張りが強く出ていましたが、肩が内側に入っていて、猫背姿勢になっていましたので、前側の緊張を取り除くために、お腹側からアプローチしました。左側にだけ、横隔膜や大腰筋の起始部にあたる部分に明らかな硬結がありました。圧痛もあり、硬結部分を緩めていったところ、左側の肩甲骨内側にある痛みが消えました。１週間後、２回目来院時、痛みは全くなく、肩こり・頭痛に対するアプローチをしていきました。その後も１週間に１回のペースで来院。下向き作業で緊張しやすい胸鎖乳突筋や負担のかかりやすい姿勢を改善させるために、背骨を中心に施術をしていきました。５回目来院時、肩・肘・手首全体的な筋肉の緩和操作と、関節の可動性をつけた。
６回目来院時、頭痛の出現頻度も減り、現在は頭痛は出ず、安定しています。現在は、２週間に１回の頻度で、お身体全体と、肩の可動域を維持する施術をしています。

担当　石井コメント

この方は、大腰筋や横隔膜の緊張が原因で、背中側に違和感を出していました。さらに、デスクワークによる猫背姿勢と水分の摂取不足による筋肉の柔軟性が低下した状態でした。そのため、肩・頚周りが緊張しやすく、緊張性の頭痛を引き起こしていました。姿勢の崩れが原因でお身体に必要以上に力が入った状態が長く続いてしまうと、頭痛を引き起こしやすくなります。早めに、施術をして、お身体にかかるストレスを減らしていくことが重要です。長時間、どうしても同じ姿勢が続いてしまう場合には、適度に、水分補給とストレッチも有効です。

2015年03月16日 13:28更新