仕事中に起こったぎっくり腰　30代男性

先週椅子から立ち上がった瞬間にグキッと腰にきた。その後は1時間ほど1歩も動けず。徐々に動けるようになり、帰宅。しばらく休職し、現在は痛みは落ち着いているが、不意の動作でズキッとくる。2日前から右足に痺れも出てきた。寝返りもできなく、熟睡できている気がしない。

来院時の症状

・立位体前屈　10度で右腰に痛み
・座った状態で前屈　20度で右腰に痛み。立位よりも痛みは少ない
・座った状態から立つ動作が怖い
・PC業務　1日15時間

施術後の経過

初回の施術は腰を支えているお腹の筋肉をメインにアプローチしていきました。施術後幾分か痛みは残るものの、スムーズに動けるようになった。
2回目は翌日、昨日施術を受けてから右足の痺れは出ていない。腰も急激に動かさなければ激痛ということはない。状態もかなり改善していたので、腰回りだけでなく、肩周りや足首のほうにもアプローチ。お腹を伸ばすストレッチを処方した。
3回目は1週間後、腰痛はほとんど感じていない。前屈も怖くない。腰が良くなった分、肩周りが気になり始めた。

現在、全身メンテナンスで1ヶ月に1度のペースで来院中

担当　コメント

今回のケースは腰を支えるインナーマッスルである腸腰筋が上手に働けていなかったことが急激な腰痛を引き起こした原因と考えられました。1日の間ずっと座りっぱなしでPCに向かっている仕事はそれだけでかなりの負担を腰に掛けます。それに加えて姿勢が悪くなれば負担は何倍にも膨れ上がります。
腰痛や肩こりは現代病ともいわれています。PCが普及したことで負担がかかる部位が限定されたためでしょう。予防と対策をしっかりと行わなければ今回のケースのように仕事を休まなければならない状態まで悪化してしまうことがあります。少しでも違和感を感じたら自分の体を見直してみましょう。

2015年11月03日 15:01更新