20代男性　慢性の肩こりと腰痛

中高生くらいから肩こりが気になりだし、最近2，3年で酷くなってきた。たまに頭痛もある。姿勢が以前からすごく悪いため肩こりが悪化しているのではと感じている。子供のころから柔道をやっているがここ数年はあまり体を動かす機会がすくない。

来院時の症状

顕著な円背（猫背）
頚部屈筋群、肩関節屈筋群、股関節屈筋群の緊張状態が強い
全身の筋群の柔軟性が低下している
昔から首の骨を鳴らす癖がある。

施術後の経過

初回：体の前後のバランスが大きく崩れているため、頚部、胸部の屈筋群のＳＴＴ，ＰＩＲなどをしっかり行い、セルフケアを指導。また首を鳴らす癖は頚部の不安定さが悪化するため即、中止するように指示。
2回目（1週間後）：首は全体的には前よりうかなり楽
3回目（2週間後）：疲れにくくなってきた
4回目（4週間後）：首を鳴らす癖が無くなった気がする。姿勢も前より良いと周りの人に言われる。
5回目以降　3週間に1回の頻度でメンテナンスため来院中。

担当　コメント

首を鳴らす癖があるかたは要注意です。首を鳴らすと少し首肩のコリが楽になるような気がするかもしれませんが、その効果は一時的なものですぐ元に戻ってしまいます。それだけではなく首を鳴らすことで症状を徐々に悪化させる原因をつくってしまいます。
首を鳴らす習慣を続けるとと首のなかで安定性が悪い関節が出てきます。安定性が下がるとそれを支えるために周囲の筋肉が必要以上に力を入れて頑張らなければいけません。これが肩こりの悪化を招きます。
首を鳴らす癖にメリットは１つもありません。もしこのような習慣があるようでしたら、一度首の状態のチェックを受けて、適正なセルフケアの仕方を学ぶことが必要になります。

2013年03月24日 13:55更新