テニスでの手首の痛みをどう対策する?原因と予防法を詳細に解説
2024年12月22日
テニスでの手首の痛みをどう対策する?原因と予防法を詳細に解説
テニス愛好者の中には、プレー中に手首痛を経験する方も少なくありません。この記事では、その原因や予防法、そして対処法を詳しく解説していきます。
この記事の監修者
森 龍生
Royal Melbourne Institute Technology‐unit Japan 卒業
応用理学士(医科学)
Bachelor of Applied Science(Clinical Science) -Australia-
カイロプラクティック理学士
Bachelor of Chiropractic Science -Australia-
テニスで手首が痛くなる原因
テニスで手首の痛みを感じたら、まず原因を特定することが重要です。様々な要因が考えられますが、代表的な原因として、手首の使い過ぎによる腱鞘炎、手首の骨や靭帯の損傷、手根管症候群、TFCC損傷などが挙げられます。
手首の使い過ぎによる腱鞘炎は、テニスでラケットを振る動作を繰り返すことで、手首の腱や腱鞘に負担がかかり、炎症を起こす状態です。特に、スイング時に必要以上に手首を強く使う習慣のある人や、グリップを強く握る癖がある人に起こりやすいです。
手首の骨や靭帯の損傷は、転倒や強い衝撃によって起こる可能性があります。テニスでは、激しい動きの中で転倒し、地面に手を着いてしまうこともあると思います。このような場合に手首に強い衝撃が加わり、骨折や靭帯の断裂などの重傷を負うこともあります。
手根管症候群は、手首にある手根管と呼ばれるトンネルの中で、正中神経が圧迫されることで起こる症状です。手根管症候群は、手首の使い過ぎや無理な動作を行ったことなどが原因で起こることがあります。その他にも妊娠中、糖尿病などによって起こることがあります。
TFCC損傷は、手首の関節にある三角線維軟骨複合体(TFCC)と呼ばれる軟骨組織が損傷することで起こる症状です。TFCCは、手首の安定性を保つ役割を担っており、損傷すると手首の痛みや腫れ、クリック音などの症状が現れます。また手首が不安定になり、物を落としやすくなったり、拳を握る動作で痛みが出たりします。TFCC損傷は、転倒や強い衝撃によって起こることがあります。
これらの原因に加えて、手首の構造的な問題や、過去の怪我などが影響している場合もあります。手首の痛みを感じたら、原因を特定するために、専門機関を受診することをおすすめします。
手首を痛めないための予防策
ストレッチの重要性
手首の痛みを予防するためには、日頃から手首のストレッチを行うことが重要です。ストレッチは、手首の筋肉の柔軟性を高め、血行を促進することで、手首の負担を軽減し、怪我のリスクを減らす効果があります。
テニスをする前や後に行うのも効果的でおすすめです。
テニスをする前にストレッチを行うことで、手首の筋肉を温め、柔軟性を高めることができます。テニスをした後は、手首の筋肉をリラックスさせ、疲労回復を促す効果があります。
ストレッチは手首を色々な方向にゆっくりと曲げたり伸ばしたりする運動を繰り返すことで行います。ストレッチを行う際は、無理のない範囲で行い、痛みを感じたらすぐに止めるようにしましょう。
テニスフォームの見直し
テニスで手首を痛めないためには、正しいフォームを保つことが重要です。フォームが崩れると、手首に負担がかかり、痛みや怪我の原因となります。
正しいフォームを保つためには、ラケットのグリップを正しく握り、スイングの軌道や体の軸を意識することが大切です。グリップを強く握りすぎると、手首に負担がかかります。また、スイングの軌道がずれると、手首にねじれが生じ、痛みや怪我の原因となります。
正しいフォームを習得するためには、コーチや経験豊富なプレイヤーに指導を受けるのがおすすめです。また、自分のフォームをビデオに撮影して確認したり、フォームに関する書籍やウェブサイトを参考にしたりすることも有効です。
手首痛が長引く場合の対策
専門機関への相談を検討
手首の痛みが長引く場合は、自己判断せずに、専門機関に相談することをおすすめします。
手首の痛みが長引く原因としては、腱鞘炎、手根管症候群、TFCC損傷などが考えられます。これらの症状は、それぞれの症状に合わせて対策をしなければ症状が悪化したり、慢性化したりする可能性があります。
専門機関に相談することで、適切な治療法を選択し、手首の痛みの改善を目指せるだけでなく、再発予防にも役立ちます。
総括:テニスと手首健康を両立させる
テニスは、体力向上や健康増進に役立つ素晴らしいスポーツですが、手首の痛みは、テニスを楽しむ上で大きな障害となる可能性があります。
手首の痛みを感じたら、早めの対処が大切です。安静にする、冷やす、手首を固定するなどの応急処置を行い、必要に応じて専門機関を受診しましょう。
また、手首のストレッチや正しいフォームを意識することで、手首の負担を軽減し、怪我のリスクを減らすことができます。テニスを楽しむためには、手首の健康を維持することが不可欠です。手首の健康に気を配りながら、テニスを安全に楽しみましょう。
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