四十肩・五十肩の原因と対処
カテゴリ:肩の痛み
四十肩や五十肩は正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれます。
肩関節周囲に付着する靭帯や筋肉の腱の部分に炎症を起こしてしまう症状で、その結果肩を動かしたとき(特にバンザイや後ろに腕を回すなどの動作)に肩の中の方にズキッとした疼痛を訴えます。痛みの場所は主に肩関節の後側に多く、前側に訴える事もあります。
症状が起こる原因は未だに不明な点が多く、特に肩に負担をかけた覚えもないのに突然発症することがほとんどです。
傾向としては腕を上に挙げるような動作をよく行う方(例えば窓拭き業者や通勤でつり革にずっと掴まっている方など)がなりやすい傾向にあるようです。
肩関節周囲炎は放置しておくと肩関節の癒着を起こします。肩関節は上腕骨といわれる腕の骨と肩甲骨(別名:天使の羽といわれています)の二つの骨で構成されているのですが、本来は肩甲骨が土台となり、上腕骨が肩甲骨よりさらに動くので腕を180度まで挙げられたり、後に腕を回せたり出来るのです。
しかし、肩関節周囲に炎症を起こすことによってこの二つの骨が癒着してしまいます。そうすると土台となっている肩甲骨分しか可動域がなくなってしまうため極端に腕の動く範囲が狭くなり、
無理に挙げようとすると限局した痛みを肩関節に感じるようになります。
状態が悪いと少し動かしただけでズキッとした痛みを強く感じるため、緊張状態に陥りやすく肩こりなどの症状を伴うことも考えられます。
カイロプラクティックでは,関節の動きをつけたり癒着した組織を調整することで、痛みなく動かせる可動域を広げるように治療していきます。またストレッチなどのホームエクササイズや、生活習慣についてのアドバイスも行います。四十肩、五十肩が痛みがあるからといって動かさないと、肩関節の癒着が進行し、かえって症状が悪化したり、可動域が制限されることが少なくありません。早期に治療をうけること、将来的に動きが悪くならないように予防することが重要です。
主な原因 : 原因は未だによく分かっていません(腕を上に挙げる動作をよくしている方などが比較的なりやすい傾向にあります)
悪化要因 : 腕を動かす動作全般(後や横から挙げる・物を持つ・洋服を着る) etc
軽減要因 : 温める・痛みの出ない範囲で少しずつ動かしてあげる
痛みの特徴 : 限局性のズキッとした痛み・肩全体が強張るような痛み
肩の痛みに関連する症状
肩の痛みに関する症例報告
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