変形性関節症の原因と対処
カテゴリ:肩こり・首の痛み腕の痛みや痺れ
頚椎骨が変性することによって起こる手や腕の痺れは加齢による場合が大きく関係しています。加齢によって椎間板が薄くなったり変性する事によって関節に加わる負担が大きくなり、刺激を受けやすくなります。刺激を受け続けると徐々に骨の変形が起こり、典型的には骨棘といわれる尖った状態になってしまいます。このような状態になると関節の間から全身に伸びている神経に直接触れたりしてしまうため、神経を刺激して腕に痺れや痛みを感じさせるようになるのです。
高齢の場合では椎間板の変性のみではなく骨の直接的な変形によっても同様の症状になる場合があります。
しかし、この症状は高齢者のみに起こる症状ではなく若年でも十分発症する可能性がある症状なので注意が必要です。
若年性に発症する大きな要因は日々の姿勢に関係しています。
正常な場合、首は前弯といわれる前側のカーブを描いています。このカーブがスプリングのような役割をして首の重さを分散させ、関節にダイレクトに伝えないようにしているのです。
猫背などで首が前方に出てしまっているような姿勢を長期間とっていると、首の骨が真直ぐに(ストレートネック)なってきてしまいます。
ストレートネックになると自分の頭の重さが首の関節部分にダイレクトに伝わりやすくなる為、刺激を受けやすく時間の経過と共に変形を起こすことが考えられるのです。
特殊な例では重い着ぐるみを着るような仕事を長い間続ける事によって、若くして変形性頚椎症になってしまった例もあります。(重い被り物による頚椎圧迫の影響による)
症状は首や肩の張りや痛みに加えて肩から腕、手や指にかけて痺れや攣れる様な痛みを訴えます。
朝起きるときに首が突っ張るような感じになり動かしづらく、痛みを伴うようになります。
首を動かすと腕にかけての痺れや痛みが強くなったり弱くなったりします。
首を動かす位置によっては骨棘形成されている部分が狭まり、神経が圧迫されたり刺激されることによって症状が強くなります。逆に拡がる方向に首を動かすと痺れなどの症状が軽減する傾向にあります。
主な原因 : 加齢・不良姿勢・首に負荷が加わりやすい仕事 など
悪化要因 : 肩や首のこり・首を動かす・朝身体を起こす など
軽減要因 : 首や肩を温める・首の牽引・マクラの調節 など
痛みの特徴 : つるような痛み・ヒリヒリ/ビリビリした痛み・鈍痛 など
カイロプラクティックでは : 頚椎の前弯の形成。関節の動きを改善させる施術。頚部の負担軽減のために全身に対する治療を行い重心・バランスの改善。姿勢の指導など。
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