ぎっくり腰と慢性的な肩こり　３０代女性

１週間前、朝起きたら強い腰痛を感じた。以降、なかなか症状が治まらない。仕事にならないので午前中で仕事をあがって、来院。腰痛は普段はそれほど感じていなかったが、慢性的な首肩こりがあり、頭痛もよく出る。

来院時の症状

腰仙部（ベルトの高さくらいの位置）の腰部の鈍痛。
伸展時痛（体を反らせる動作での痛み）が強く、体を伸ばすことができない。
腰痛のためじっと座っているのが辛い。
歩行は問題ない。
腰部前弯過剰（反り腰気味）。
胸椎後弯傾向（猫背で背中が丸まっている）。

施術後の経過

股関節の伸展の可動域が狭く、腰椎の前弯が過剰になっているため、腰仙部への負荷が増えていました。初回は腰部の痛みが強いため、腰部へ直接負荷がかかる施術は控えました。腰部ではなく股関節、臀部へのケアをメインにおこなったところ、動作時の腰痛、椅子から立つ、座るといった時の腰の違和感はなくなりました。上半身の筋緊張も強かったのでそちらもあわせて全身のバランスを改善させる施術を１０日間で３回ほど続け、当初の症状は見られなくなりました。現在はメンテナンスのために月に１回ほどのペースで来院中。

担当　コメント

この方はもともと慢性的な腰の違和感と肩こりがあったのが急に腰痛が悪化してしまったケースでした。小さいお子さんをお持ちで仕事以外にも体力的な消耗が大きいのも症状が悪化してしまった要因の一つかもしれません。ご自宅で手軽にできるストレッチを生活に取り入れてもらい、ご自身ではできないケアは来院時にしっかり行うという形で月に１回ほどケアを続けています。痛みや症状はもちろんですが、以前より疲れが溜まりにくいということを非常に喜んでおられます。

2016年03月01日 17:42更新