投球時の肘の痛み　20代男性

一ヶ月前に草野球をしていて、ボールを投げる際に肘に痛みが現れた。日常生活で痛みはなく、筋肉トレーニングやバッティングでも痛みは出ない。軽く投げる分には痛みは出ないが、全力投球で痛みが出る。だましだましやっていたが、咄嗟の時につい全力投球をしてしまうので肘に痛みが出てしまう。

来院時の症状

・肘付近に熱はない
・右肘の屈曲制限
・肩甲骨の可動性の低下が診られた
・シャドーピッチングでは痛みは出ない
・野球は土、日と週に二日間している

施術後の経過

初回は上腕の筋肉を緩め肘の可動域の改善と、肩甲骨の動きの向上をメインに施術を行った。胸と脇のストレッチを処方。
二回目は一週間後、全力投球をしてもその時は痛みは出なかった。が、練習後に少し痛みが出た。前回の施術に加え、背骨の可動性もつける施術を行った。練習後痛みが出た場合には患部を氷水で冷やすようにアドバイス。
三回目は一週間後、投球時も練習後も痛みは出なかった。
現在は元々ある肩こりや腰痛に対して施術を行っている

担当　コメント

今回のケースは肩甲骨の可動域が低下することによって上腕の筋肉や肘関節に必要以上の負荷がかかってしまって現れた症状だと思われました。デスクワーク時の猫背が肩甲骨の可動域を低下させる原因として強かったと思われます。ストレッチをしっかり行ってくれていたことが早期改善につながったと思われます。

2015年06月05日 13:24更新