慢性的な肩こりと首の痛み　20代女性

 以前から慢性的に肩こりと首の痛みがあったが、ＳＥ（システムエンジニア）の仕事を始めてから肩こりと首こりの症状がひどくなってきた。猫背で姿勢が悪いのも原因なのではないかと気になっている。

来院時の症状

円背
肩甲骨の可動性の低下
頚椎前弯の減少と可動性の低下（ストレートネック）
腹筋群、殿筋群の筋力低下
頚部伸筋群と咀嚼筋群の緊張
無意識に顎をかみ締めている癖

施術後の経過

初回：全身の緊張が強いため、下肢から上肢にかけてストレッチなどで緊張を取り除き、脊柱の可動性と胸郭の可動性をつける施術を行う。
2回目：初回ほどの辛さはない。自宅で出来るストレッチなどを指示。
3回目：肩こりはさほど気にならなくなった。腰の張りがある
4回目：長時間座っていると腰の張りが出てくる。
5回目：デスクワークが多くなり、首と肩の張りが出てくるようになった。以前ほどの辛さはない。
以降、メンテナンスのため、月1～2回のペースで来院中。

担当　コメント

中学生のころから肩こりを自覚し始めたという患者さんのケースです。慢性的に首肩に負担がかかった姿勢が癖づいてしまっていて、その姿勢のままデスクワークをしているのですから肩こりがひどくなってしまうのも無理はありません。肩こりの対策として肩だけをマッサージしたりストレッチしたりというのは、無駄ではありませんが、あまり効果的とはいえません。肩に負荷がかかっているからその負荷に耐えるために肩の筋肉が緊張して肩が凝るのですから、肩の負荷を減らすためのケアをすることが大切です。

2014年09月01日 15:53更新