ボールを投げると肩の前が痛い　20代男性

 5年ほど前から投球動作で右肩の前側に痛みが出始めた。年々ボールを投げると痛みが強くなっている気がする。投げ終わった後は動かすと痛みが出る。動かさなければ痛みは出ない。

来院時の症状

・猫背
・外転(腕を横に開いていき上まで持ってくる動作)120°
・右の掌を左肩に持っていく動作で右肩甲骨内側に痛み
・屈曲(前側から上へ)や外転で右肩甲骨の下のところに痛み

施術後の経過

肩甲骨の動きをつけるように施術を行い、肩甲上腕関節の連動性を出させるように施術した。一週間後、多少の痛みはあるが前ほどではない。
前回同様、肩甲骨の動きと肩甲上腕関節の連動性、今回は加えて姿勢を改善させるように施術を行った。一週間後、この気管はボールを投げる機会がなかったが、肩の動きは上がっている外転170°
五回目来院時全力投球で少し痛み、抑えて投げれば痛くないとのこと

担当　コメント

今回のケースは姿勢が悪く肩甲骨の動きが著しく制限されたため肩周辺の筋肉が柔軟性をなくし、肩の動きに支障が出ていたと思われます。正しい姿勢を意識させる必要がありましたが、肩甲骨の動きが悪すぎたので、初めは肩甲骨周りだけに集中し、その後姿勢へのアプローチも加えました。このように姿勢が悪いと、そのことが原因で肩こりになりやすかったり無理に動かしてしまい怪我してしまう恐れもあります。みなさんも姿勢を意識してみましょう。

2013年09月07日 16:14更新